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第1特集
小説『拝金』が書けなかったIT業界の真相【1】

『拝金』が書けなかったIT業界 "酒池肉林"と同書ヒットの理由

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──ライブドア元社長の堀江貴文氏による初の小説『拝金』(徳間書店)は、ライブドアをめぐる一連の事件が随所にちりばめられた、いわば、ホリエモンの私小説である。だが、そこには描かれなかったエピソードもあったようで……。

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装丁のイラストは、物議をかもしたマンガ家・佐藤秀峰氏による書き下ろし! ちなみに、主人公・藤田優作はイケメンのほうです。

 6月、ライブドア元社長の堀江貴文氏による初の小説『拝金』が発売され、8月上旬現在、約6万部を売り上げているという。

 物語は、夢に破れくすぶり続ける青年・藤田優作が、都内のゲームセンターで"オッサン"と呼ばれる社長に出会うシーンから始まる。オッサンからの助言や援助を受けた優作は、やがて携帯電話のメールを使ったゲームの開発を足がかりに起業。その後、上場を果たし、ネットオークションを運営するネクサスドアを買収した頃からIT業界の寵児に。やがて事業は飛躍的に拡大し、投資家から集めた豊富な資金を武器に、プロ野球球団やテレビ局の買収まで試みるが……。

 さながら、かつてのライブドアを彷彿とさせる展開だが、本書はあくまでフィクション。とはいっても、登場人物の名前を見るだけでも、モデルになった人物がわかるようになっている。

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