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第1特集
ヒット曲のレガシー

サブスクを拒み続けるジャニーズ それでもヒットを生んだ3つの独自性

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――今年、60年以上の歴史を持つアイドル帝国「ジャニーズ事務所」の名前が消えた。だが、ファンに支持され、男性アイドル界を牽引してきた唯一無二の「ジャニーズらしさ」は、エンタメ界に残すべき遺産のはずだ。今こそ「ジャニーズが残したもの」「今後も旧ジャニーズタレントたちに継承していってもらいたいもの」を語るときだろう。そこで、各分野の識者たちに「受け継がれるべきジャニーズのレガシー」を聞いた。ドラマ、音楽、ダンス、衣装…どこに「ジャニーズらしさ」を感じるかは十人十色。あなたの心に「ジャニーズが残してくれたもの」とは?

Kei(けい)
音楽チャートアナライザー。ビルボードジャパンや米ビルボード等の最新音楽チャートをさまざまな視点から分析するブログ「イマオト―今の音楽を追うブログ―」を毎日執筆。また、最新のチャートや音楽トピックを取り上げるポッドキャスト「Billboard Top Hits」を毎週水曜に更新。地元・青森のラジオ局ではDJも担当。これまでに「音楽ナタリー」「Impress Watch」「TOKION」「uDiscovermusic日本版」「NumberWeb」などへ寄稿している。

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平野紫耀主演の恋愛ドラマの世界観を引き継いだ、王子様系王道ソングがKing & Prince「シンデレラガール」。5年をかけてミリオン達成。Snow Manはデビュー以来、ミリオンや90万枚以上のセールスを連発。非サブスクを貫いていることがCD売り上げを引き上げている側面も!?

ビルボードジャパンのチャートが時代に合わせ、集計の際に、ストリーミング=サブスクでの再生回数のレートを大きくしていった2010年代後半以降、「ストリーミングでの再生数が社会的なヒットである」という風潮が高まってきました。基本的にサブスクを解禁していないジャニーズはその流れに乗り遅れている面はあるのですが、そんな状況下にあってもヒットした作品を中心に考えれば、ジャニーズ音楽には3つの独自性が見えてきます。

ひとつ目は、王道のポップなラブソングが、メンバー出演の恋愛ドラマの主題歌に採用されることでヒットするという事象です。例えば、King&Prince(当時)・平野紫耀出演の『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系、18年4月期)における「シンデレラガール」や、なにわ男子・道枝駿佑がSnow Man・目黒蓮とともにダブル主演を務めた『消えた初恋』(テレビ朝日系、21年10月期)の「初心LOVE(うぶらぶ)」。

『花のち晴れ』は女性が主人公、ジャニーズがその相手役という立ち位置で、視聴者が「シンデレラガール」を聞くと、主人公に感情移入しやすくなるという面が特徴的です。

女性ダンスボーカルグループにおいては、ポップなラブソングがヒットするケースは近年よくある一方、K-POPを含めた男性グループではストリーミング再生回数が1億回を突破したBE:FIRSTの2ndシングル「Bye-Good-Bye」くらいでしょうか。それもあってなおのこと、ジャニーズ音楽の独自性を感じます。

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