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第1特集
SDGsと陰謀論のカンケイ【2】

陰謀論者たちは国連が嫌い……? SDGs関連の国連陰謀論

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――昨今、巷で語られている「SDGs懐疑派」どころではない、「SDGs陰謀論」など世界政府系の陰謀論を紹介。

「死ぬ権利、生まれる権利」
SDGsには18番目の目標がある

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(写真/Kena Betancur/Getty Images for Global Goals)

SDGsが国内で注目され始めた19年の年末に、Mr.都市伝説・関暁夫が自身の著書や『やりすぎ都市伝説』(テレビ東京系)で紹介した都市伝説。「デザイナーベビー」や「肉体の放棄と仮想空間への移行」の文脈で使われており、18は悪魔の数字666を足した数(6+6+6)なので、都市伝説好きにはおなじみ。この説の出どころがどこなのかは定かではないが、ネットの陰謀論界隈は関の著書に掲載されているイラストの画像を使い回している。

各国のメディアが否定記事を出しまくる
アジェンダ21は人口調整の陰謀

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(写真/Beata Zawrzel/NurPhoto via Getty Images)

昨年は海外のSNSで「アジェンダ21の目的は人口調整」「COVID-19もその一環」といった投稿が多く拡散された。国内でもこの陰謀論は人気なようで、雨宮氏によると「14年に作家の船瀬俊介氏が自著で、『アジェンダ21が人口削減に使われている』と書いています。ほかにも、類グループという塾などを経営している企業や、政治活動家の黒川敦彦氏が、『アジェンダ21で(85%の)人口削減が計画されている』と主張している」とのこと。

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