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丸屋九兵衛の「バンギン・ホモ・サピエンス」【17】

【Rihanna】バルバドスの国家英雄

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――人類とは旅する動物である――あの著名人を生み出したファミリーツリーの紆余曲折、ホモ・サピエンスのクレイジージャーニーを追う!

Rihanna

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(絵/濱口健)

デビューから間もない06年の『チアーズ3』以来、役者としても活躍中。あの大失敗作『バトルシップ』や『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を経て、『オーシャンズ』シリーズのスピンオフ『オーシャンズ8』ではハッカー役を好演した。

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六本木交差点付近でよそ見をしながら歩いていた私が樋口真嗣監督と正面衝突しそうになったのは、2018年初頭のことだろうか。そのとき樋口監督は──面識があるにもかかわらず──私を無視して避けようとしたので、私が間合いをグッと詰めてあいさつすると、言い訳していわく。「怖いお兄さんが絡んできたのかと思った」。

そもそも、なぜ私はよそ見をしていたのか。それは、横断歩道をリアーナそっくりの人が歩いていたからだ。その「そっくりさん」が、六本木のラーメン屋で豪遊した直後、ホテルに戻らんとする本物のリアーナであることを知ったのは数時間後。後の祭りであった……。

必ず「カリブ海の島国」という枕詞付きで説明されるバルバドスは、日本にとってあまりなじみがない国かもしれない。UKからの独立は66年。だがバルバドスは、カナダやニュージーランド同様に、独立後もエリザベス女王を(形式的な)君主として戴く王国だった。だが、去る21年11月30日には王制を廃位して共和制に移行。チャールズ皇太子も参加したその記念式典で、リアーナは国家英雄勲章を授与された。今の彼女は貴族的な称号を保有、正式には〈The Right Excellent Robyn Rihanna Fenty, NH (National Hero)〉なのだ!

05年の5月にリリースされたシングル「Pon De Replay」、続いて8月に出たアルバム『Music of the Sun』から見てきたリスナーからすれば感慨深いものがある。

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