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『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【59】

別居はどちらが悪いという話ではない?――そんな『敦子』に騙されて

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『前田敦子』

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元AKB48・前田敦子と俳優の勝地涼の別居が「女性セブン」(小学館)にて報じられた。「離婚間近では?」との声もあがっている。ちなみに、前田敦子のモノマネでブレイクしたキンタロー。は、平穏な結婚生活を送れているそうだ。

「女性セブン」(小学館)7月9日号にて「前田敦子と勝地涼の別居生活」が報じられた。これを皮切りに他誌もこぞって「スピード離婚か?」などと色めきたっている。

 スポーツ紙などは、「私のことは嫌いでも、息子のことは嫌いにならないでください」という見出しを今にも打ち出しそうだが、あっちゃんはそろそろこの「私のことは嫌いでも……」というフレーズを商標登録したほうがいい。使用料を徴収したら結構な額になりますぜ。子育てには何かとお金がかかるのだから。

 しかしまあ、「別居」「別居」と騒がれているが、アンジャッシュ・渡部建のゲス不倫に比べたら、別居なんてのは、かわいい部類だ。そもそも今回の「女性セブン」の報道をざっくりまとめると、「あっちゃんは元来気性が荒いことで有名。それが妊娠・育児でより顕著になり、夫に当たり散らすこともしばしば。それに耐えられなくなった勝地が出ていった」ということなのだが、こんなのは「子どもが生まれたばかりの夫婦あるある」であって、特に珍しいことではない。

 独り身の私に言われてもなんの説得力もないだろうが、入念な聞き取り調査(友人・知人の飲みの席での愚痴)によると8割くらいは同じようなことで悩んでいる。ただ、別居するほどの財力がないから、みんな我慢して一緒に生活しているのである。なまじっか稼ぎがいいと別に部屋が借りられるという選択肢が出てきてしまうわけで、そう考えるとやっぱりあっちゃんは、商標登録してこれ以上稼いじゃダメ。ゼッタイ。

 2人の結婚が交際4カ月のスピード婚であっただけに、勝地があっちゃんの気性の荒さに気づかなかったのでは? という声もあるが、私ですらテレビ越しに「この娘、気性が荒そうだな」と感じるくらいなのだから、4カ月とはいえ交際していれば、気づかないはずないだろう。故にちゃんとその覚悟があっての結婚だと思うが、「子どもができたら、予想以上だった……」というのはあるのかもしれない。ただそうなってくると、もはや交際期間の長さは関係ないという話である。

 メディアの動向をみていると、その気性の荒さゆえに、あっちゃんを悪者にしたがる傾向があるように思う。「週刊文春」(文藝春秋)昨年5月30日号に掲載された彼女のブチギレ写真がまさにそれだ。子どもを抱っこ紐で抱え、膝の靭帯を損傷したあっちゃんを車椅子に乗せて歩いていた勝地。傍から見れば妻思いの良い夫の絵面だが、なぜかあっちゃんは突如ブチギレ、車椅子から立ちあがり、足を引きずりながら走りだした後に転倒。そのまま勝地を睨みつけていたという。

 これをもって、彼女に「ヒステリー」「情緒不安定」の烙印が押され、「勝地がかわいそう」という論調が生まれているが、「情緒不安定」なのは元からわかっていることなので置いておくとして、問題は「あっちゃんは何でブチギレたのか?」ということである。

 これは勝地に限った話ではないか、男がよかれと思って叩く軽口が、しばしば女性を怒らせるなんてことはよくある話だ。ここからは私の勝手な推測だが、おそらく勝地は車椅子から着想を得て『アルプスの少女ハイジ』よろしく、「あっちゃん(クララ)の意気地なし。本当は立てるくせに!」などと揶揄したのではなかろうか。それに腹を立てたあっちゃんは立ち上がり、走りだしたわけだが、そんな彼女の怒りに気づくこともなく、あろうことか「あっちゃん(クララ)が立ったー!」などとさらに囃したてる勝地。そりゃ鬼の形相にもなろうというもの。あのブチギレ写真の裏には、こんなエピソードが隠されていたのかもしれない。かくいう私も、その昔「家の階段から落ちちゃったー(笑)。いたーい(泣)」という女性からのメールに、『蒲田行進曲』の「階段落ちシーン」になぞらえて、「銀ちゃん、かっこいい……」と返信したところ激怒されたことがあった。あの当時は釈然としなかったが、今となっては良い教訓であったと心に留めている。

 ひとつ言っておきたいのは、じゃあ勝地が悪いのかというとそういうことではない。一部では「父親としての自覚が足りない」「中途半歩な覚悟であっちゃんと結婚するな」という声もあるが、今回の件はどちらが「良い・悪い」という話ではなく、お互い「どう補いあうか」ということである。だから私は、今回の別居は仕切り直すための冷却期間だと踏んでいる。勝地がドラマの撮影中なので、仕事に集中するためという意味もあるだろう。

 くだんの「女性セブン」では、「出産1年の“フライング”別居」などと、上手いんだか上手くないんだかわからない表現をしているが、どちらかと言うと世間の見方が“フライング”離婚に傾いていることに苦言を呈したい。え!? 2人とも結婚指輪はずしてるって!? ……え~と……“フライング”擁護!(キンタロー。のモノマネで)

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい)
“フライング”どころか、完全に出遅れた40代独身男性。うかうかしてると、あっちゃんの息子にも先を越されかねないと戦々恐々としている。

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