サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > その額、4800万円……【2】/AI推進国【韓国】のAIアート

――日本ではAIの社会実装や、それを使ったアートと言われてもピンとこないのが現状かもしれない。だが、お隣韓国ではすでに、若者が多大な関心を示し、国家ぐるみでAIアートを推し進めているようだ。

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前記事で紹介した、竹島の彩色で有名なパルス9の作品。

 人工知能を使ったアート作品の普及に一際強い関心を見せる国がある。それは隣国・韓国だ。韓国では数年前、囲碁界のトッププロでもあり国民的スターでもあるイ・セドル棋士が、グーグルディープマインドによって開発された「アルファ碁」に敗北を喫するという事件が起きた。いわゆる“アルファ碁ショック”だがそれ以来、人工知能というテクノロジーに対する畏怖や関心が社会的に高まり続けている。

 そうした背景もあり、韓国ではビジネス、行政、教育などあらゆる分野でAIの実装が急激に進んでいるのだが、アート領域も例外ではなくなってきている。一例では、2020年1月、国内トップ大学であるソウル大学が、アートセンター「ナビ」と共同でAIとアートを融合させる新たな研究を開始するとも発表した。

 今回の協力によってさまざまな動きが予想されているが、最も大きな目玉となりそうなのは「Center for Humane AI」(仮称)という研究センターの設立である。ここには、国内屈指の研究者やエンジニア、デザイナー、作家などが集まり、ソウル大学の研究者とともにAIを活用したプロジェクトを遂行していくという。

 いわば、人材や先端技術が行きかうAIアートの国内拠点をつくろうという試みと言っていい。完成した作品は、学術大会、展示会、公演会、ショーケースなどを通じて発表される計画となっている。

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