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第1特集
BLで描かれ男根のリアル度【2】

大島薫が厳選レビュー!――このBLチンコがすごい2019

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――セクシー女優としての経験も持つ男の娘タレントの大島薫氏に、肉体描写に定評のある作品を読んでもらい、その中でも特に「このチンコ描写が上手い!」と思う4作品を挙げていただいた。

【1】はやりのプレイを取り入れた最新チンコ
『毒とセックス』(アンソロジー「インモラル・セックス」より)

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(作:はらだ/出版社:リブレ/2019年)

[作品詳細]
18禁BLレーベル「X-BL」から刊行された「インモラル」をテーマにしたアンソロジー。中でも本作は、「SNSで承認欲求を満たすジェンダーレス男子」という今っぽい主人公にリアリティがある。リスカやペニスにハンダコテを刺すといった過激な描写も。

[大島薫レビュー]
手コキカラオケやローションストッキングでの亀頭責めなど、一時期ネットでバズったようなキャッチーなプレイを取り入れていて、よく調べている印象です。実は、アナルを使わなくても、亀頭責めで射精しないオーガズムの「メスイキ」ができるんですよ。手コキの動きもリアルだし、カリ回りの責め方も想像だけでは再現できない描写をしていて、研究熱心さが伝わってきます。

【2】キャラによってペニスの個性を描き分ける技量
『30までに死にたい』

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(作:星名あんじ/出版社:Jパブリッシング/2018年)

[作品詳細]
「いっそ30までに死にたい」と人生に絶望していた大学生が、犯罪者として逃亡する2人組と出会い、3人での組んずほぐれつなセックスによって生きる気力を取り戻していく。「受け」と「攻め」どちらの役もやる主人公像が画期的である。

[大島薫レビュー]
キャラクターによって亀頭の大きさや曲がり方が違うので、登場人物で性器の形を描き分けているような気がします。ボクがたくさん見てきた経験から言っても、表裏を間違えてるとかでなければ、「こういう人もいるんじゃない?」というくらい、男性器の形状って人それぞれなんですよね。でも、逆にそのそれぞれをちゃんと描いているのは、丁寧だし面白いなと思います。

【3】ふにゃチンで男性心理を巧みに表現
『fill the cream donut』

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(作:でん蔵/出版社:大洋図書/2019年)

[作品詳細]
ゲイということを隠して生きてきた冴えないサラリーマンが、メンズ専用出張ホストに出会い、そのドSな施しに身も心も落ちていく……。性器に肉薄したコマの連続で、不健全図書に指定されないのが不思議なほど。セックスシーンの擬音も男性向けエロ的だ。

[大島薫レビュー]
挿入時の断面図など、男性向けエロっぽい表現に目が行きがちだけど、珍しくチンコが勃っていない描写がありますね。挿入されてからもちょっと柔らかそうで、後半に行くにつれて挿入されながらもフル勃起して射精するんですが、その性に目覚めていくさまがチンコで表現されているのが面白い。チンコは心理的な要因で一気に萎えることもあるので、男性から見てもリアルです。

【4】チンコの柔軟性を侮るなかれ
『桜田先輩改造計画』

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(作:吾妻香夜/出版社:竹書房/2019年)

[作品詳細]
女好きのサラリーマンと、超ハイスペックな後輩のアブノーマルな関係をギャグテイストで描く。今年3月東京都より「著しく性的感情を刺激し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがある」として不健全図書に指定されるも、重版がかかるほどのヒットを記録。

[大島薫レビュー]
まずコックリングを着けた描写がすごくリアルですね。本来のチンコの位置よりも右にあるように見えるんですが、自分でも不思議なくらいチンコって柔軟性があるので、その位置が正解。ほかにも、チンコを前方に倒したときに恥骨に入るくぼみの線など、ディティールがすごい。この作者さんからはチンコそのものへの愛情を感じます。

総評 「タマにも表情はあるんです!」

全体的な感想でいうと……うーん、わりと大きめに描いてるなと思いました。ボクがたくさん見てきた中でも、平均よりは大きめです。ピタッとつけずにヘソくらいまで届いてるから、なかなかの大きさだと思いますよ。それと、みなさん左曲がりに描きがちですね(笑)。まあ、実際に左曲がりのチンコの方が多いですから、参考にした資料がそうだったんだと思います。でも、曲がってるとは言いますが、実際は曲がりというよりねじれなんですよね。そこもちゃんとリアルに描けていましたね。気になったのはタマの毛を描いている人がいなかったこと。なんだったら竿にまで生えているくらいなんですが、これは見栄えの問題で省いているのかもしれません。タマにも表情がいろいろあって、だらんと垂れ下がったタマではなく、キュッとあがっているタマが多く描かれているのも気になりました。確かに垂れタマはおじいさんっぽいので、女性としての本能的に避けてしまうのかも。いずれにせよ、ネットのおかげでいまは資料が豊富に入手できるので、研究熱心だしリアルに描けていると思います!

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大島 薫(おおしま・かおる)
1989年生まれ、大阪府出身。元セクシー女優の男性タレント・作家。ツイッターは27万フォロワーを抱える。著書に『大島薫先生が教えるセックスよりも気持ちイイこと』(マイウェイ出版)、『大島薫対談集 贅沢なカラダ』(笠倉出版社)など。

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