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第1特集
テクノロジーで性の問題を解決【2】

「ロボット売春」が問題視!――AIドールに待った!? セックステックの倫理学

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――テクノロジーの進化の過程では必ず、法や倫理の問題が浮上してくるが――。

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セックスという行為をタブー視せず、法的、倫理的な視点でとらえ直すことが必要。

 AIラブドールが開発される中、少なくないトラブルが起きている。例えば、カナダでは「ロボット売春」という業種が登場。サービスを提供する「KinkySdollS」が米国ヒューストンに新店舗を出店しようとしたところ、当局によって追い出されてしまった。同社はすでにトロントに1号店を設けており、2号店を出店予定だった。しかし、地元住民の激しい反発がきっかけで、計画の中止を余儀無くされた。同社は、売春は悪であり、ロボットへの代替の何が悪いのか、また自分たちは性売買の根絶や人身売買の減少にも一役買っていると激しく反論している。

 同様に、AIラブドールに関する道徳的・倫理的対決は増加傾向にある。反対派の主張は、「自分の言うことを聞く従順な女性というイメージが拡散する」「女性を性の道具として見る視点が強化される」といったもの。女性セックスセラピストS氏は指摘する。

「AIラブドールが、高齢者や障害者、また性的マイノリティのために果たす役割もあり、存在自体は否定できません。ですが、AIによって機能が高度化するなら、日によって性行為を拒否するなど、人間の振る舞いにより近い機能をつけていくべきだと思います」

 一方、今年2月、中国の著名な社会学者・李銀河氏は「ロボットとのセックスは普通になる」という意見を発表。中国では性人口比率が極端に男性に偏っており、人口統計学上、2050年には約3000万人の男性が余ることがほぼ避けられない。そのため、機能が充実し低価格化したセクサロイドが普及し、機械とのSEXも社会通念上、“普通のこと”になるというのだ。人間社会の在り方(少子高齢化や性人口比偏重)によっては、地球を救うテクノロジーとなるかもしれない。

セクサロイドから妊活、スキンケアまで!――ジャンル別セックステック最前線

幅広い意味でのセックス情報を逐一データ化し、問題を解決する技術が日々生まれている!

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中国で“セクサロイド”爆誕
「AIラブドール」

性行為やピロートークのほかにも、最新のニュース、天気情報、レジャー情報などを音声で案内してくれる「AIスピーカー」さながらの機能が搭載。価格は5980元~6900元(約9万5000~約11万円)とかなりお手頃。

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もはや男女の常識?
「Glow」

2013年に運用開始した妊活アプリ。ユーザーが生活に関するデータを蓄積すると、学者や医療専門家がデータを分析しアドバイスをしてくれる。米国を中心に主流となっているフェムテックで実際の妊娠成功例も続々。

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手ぶらで搾乳
「Elvie Pump」

ブラジャーに挟み込んでおくだけで搾乳してくれるウェアラブル搾乳機。スマホ連動しており、絞られた母乳の量をリアルタイムで確認できる。価格はシングルが279米ドル(約3万1000円)、ダブルが499米ドル(約5万6000円)。

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お肌もデータでチェックしちゃう
「SkinScanner」

携帯電話に装着して利用。皮膚にあてると毛穴の外観、シワの大きさと深さ、皮膚の水分量などを細かく測定することができる。アプリ『Skin360』と連動。皮膚状態がスコアとして表示される仕組み。

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移ろいゆくウクライナ避難者

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