サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > 追悼、国民的マンガ家の真髄【2】/【さくらももこ】の東洋思想と死生観

――COUNT DOWN JAPAN 17/18への出演や、コンテストでいくつかいい賞を取ったバンドのボーカル・セックスフラペチーノが、書きつける歌詞に多大な影響を与えたコジコジへの愛を語った。

1901_P058-061_sakura_clmn2_320.jpg
ドアノブロックのボーカルで、作詞も担当するセックスフラペチーノ。以後、お見知り置きを。

 さくら作品には宗教的な魅力がある。子ども心をつかんで離さず、そのまま大人心までゆっくりと引っ張っていく長い長い力だ。

 子どものころ、本棚の隅に刺さった古ぼけたコジコジはいとも簡単に私の子ども心を鷲掴みにした。笑いが止まらなくなる漫画に出会ったのは初めてだった。ただコジコジが本領を発揮してくるのは、私の子ども心が10年程時間をかけて、大人心に生え変わろうとしている時なのだ。幼少期と同じでゲラゲラと笑えるのに、ふとしたセリフに考えさせられたり、ゲラゲラがニヤニヤになったりする。

 コジコジに出てくる好きなセリフに、「神さまは心の中をウロウロしているのでそこら辺をウロウロしていません。」というのがある。

 しかもこれはプッと笑ってしまうような話のオチに使われる。色々な解釈の仕方があるだろうが、私にとってこの言葉ほど私の宗教観にぴったりな言い回しはない。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年10月号

欲望のグラビア学

欲望のグラビア学

大和田南那"青の衝撃"

大和田南那

NEWS SOURCE

    • 【サイゾー×Fresh!】グラドル発掘
    • 【ラウンドガール】圧巻の美脚!

インタビュー

連載

    • 表紙/【北向珠夕】33歳に見られたんです。
    • なんとなく、【クリステル】
    • 【リクナビ】内定辞退率が法律違反以上にマズイわけ
    • 【萱野稔人】宇宙生物学と脳の機能から見る人間(前)
    • 高須基仁/年末にブレイクするのは【山里良太と稲垣吾郎】
    • 【盆踊り×SNS】の親和性
    • 世界最強の【麻雀AI】を生んだ中国人研究者
    • 【ライオネル・リッチー】の逆襲
    • 町山智浩/【アメリカン・ファクトリー】中国資本の米工場を追う
    • 【ラグビーW杯】醍醐味はブレークダウン
    • 小原真史「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/笑う全裸監督
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/【さよならミニスカート】を読む娘へ
    • アッシュ・ハドソン「アングラ見聞録」
    • 辛酸なめ子「佳子様偏愛採取録」義
    • ビールと人を作る!【ブルワーを育てるブルワー】
    • 更科修一郎/幽霊、箱の中で覗き込むエロと未来。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』