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第1特集
アニメと映画館の蜜月【2】

細田守、新海誠だけじゃない!――劇場用アニメに見る“ポストジブリ”争い

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――増加するアニメ映画の中には、オタク向けではない一般層を狙った作品も散見される。こうした作品製作の裏には、やはり“ポスト宮崎駿”が求められている?

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『若おかみは小学生!』は新海誠監督の激賞などもあり、一気に注目を集めた。(画像は公式サイトより)

 前記事「制作費も宣伝費も格安!?――深夜アニメ劇場版“儲け”のカラクリ」では、深夜アニメ発の劇場作品を中心に見てきたが、もちろん劇場用のアニメ作品も数多く公開されている。中でも、今年9月に公開された『若おかみは小学生!』は公開初週の成績が振るわず、早々に上映を打ち切る映画館もあったが、その後、口コミで評判が広がり、話題作として返り咲いた。

 同作の高坂希太郎監督は、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』といったスタジオジブリ作品にて、共同ながら作画監督を務めた経験を持つことでも注目を集めている。

「『若おかみは小学生!』に限らず、劇場用アニメのラインナップを見ていると、やはりアニメ業界として“ポストジブリ”を探そうとしている気運は感じますね。

 日本テレビが細田守監督や『メアリと魔女の花』の米林宏昌監督を祭り上げていたり、フジテレビは『ペンギン・ハイウェイ』の監督を務めた石田祐康さんを擁する制作会社『スタジオコロリド』を推している。ちなみに、スタジオコロリドはフジテレビ出身のプロデューサーである山本幸治さんが代表を務めていることでも知られています」(B氏)

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