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大石始のマツリ・フューチャリズム【3】

“地域の盆踊り”はもう古い――ファッションと融合し盆踊りは新境地へ

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――21世紀型盆踊り・マツリの現在をあらゆる角度から紐解く!

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今年も開催された「おしゃれ盆踊り」。司会はMEGUMI、ライブに野宮真貴と横山剣(クレイジーケンバンド)が出演し、粋な浴衣姿の男女が大集結した。(写真/ケイコ・K・オオイシ)

 昭和7年8月、盆踊りの歴史においてエポックメイキングなものとなる盆踊り大会が、東京・日比谷公園で行われた。地元を盛り上げるために企画され、「東京音頭」の原曲である「丸の内音頭」が制作されたことでも知られている。今では考えにくいが、この日以降、「死者の供養のための宗教的儀式」という側面を持っていた盆踊りは、「地域振興を目的とする夏祭り」的一面を強めていった。加えて、もうひとつ重要な点がある。この盆踊り大会の開催に合わせて、百貨店の先駆け的存在だった白木屋がデザインしたオリジナル浴衣が売り出されたのだ。いわば白木屋の販促イベントも兼ねていたわけだが、ここでは盆踊りが“ファッション”と結びつけられ、それを着こなす場所として盆踊り大会が位置付けられていたことに注目したい。

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