サイゾーpremium  > 特集2  > 【モネ】の贋作で相続税逃れができる!?
第2特集
アートビジネスと"金"のキケンな関係【2】

村上隆はオークション落札額を操作した? モネの贋作を買って相続逃れ!アート・コレクター覆面座談会

+お気に入りに追加

――美術品の売買は、こちらの記事で触れたサザビーズやクリスティーズのようなオークション以外の場でも行われている。また、アートのコレクションは、個々人の美的趣味を満たすためだけになされるわけではない――。実際のコレクターたちに“現場”の実情をぶっちゃけてもらいながら、アート・マーケットに渦巻くカネと欲望に迫っていきたい。

1607_3tokus.jpg
『村上隆の五百羅漢図展』(平凡社)

【座談会参加者】
A 30代会社員
B 50代会社経営
C 60代会社経営

――まず、自己紹介をお願いします。

A 約10年前から、海外の若手作家を中心とした写真作品を買い集めていますね。1点10万円程度のものが中心。

B 30年くらい現代アートを集めていて、最近は国内や海外の若手による作品を購入しています。1点の価格は数十万~数百万円くらい。

C 最近はあまり買っていないけど、バブルの時代に日本画を集めていました。その頃に知り合った、日本画や骨董をコレクションする富豪も多いです。

B しかし、写真の場合は10万円くらいから買えるんですね。

A 写真のマーケットには、ロバート・キャパみたいなドキュメンタリー写真もあれば、現代美術の枠で扱われるアンドレアス・グルスキー、シンディ・シャーマン、杉本博司などのような写真もあり、後者は1点で億を超えることもありますが、写真の場合は作家が“エディション”というプリント制限数を決め、それに応じて価格が決まります。例えば、アラーキー(荒木経惟)は多作で、エディションを設けずに何枚もプリントするので、数十万円ほどで購入できたりする。

C 作品はどう購入していますか?

B 作家が所属する国内のギャラリーを通して買う場合もあるけど、最近は海外のギャラリーに問い合わせたり、アメリカの「アーモリー・ショー」のような国際的なアートフェアに出向いたりしています。あと、ネット・オークションでも買ったことがありますけど、自分が所要する作品をオークションに出して売ったことはないですね。

A 僕もギャラリーかアートフェアが多いですね。どこのギャラリーにも属していない作家の場合は、本人に直接連絡して購入する場合もありますよ。

――若い作家の作品を買うのは、将来、価格が上がったときに転売する――つまり“投資”目的でもありますか?

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年7月号

ヤバい本150冊

ヤバい本150冊
    • どうなる【出版業界】の諸問題
    • 【クラウドファンディング】ヤバい本
    • 【ネットの自由】を啓発する思想本
    • 【A-THUG×BES】の獄中読書
    • 識者が推す【ラップ】現代史選書
    • 【橘ケンチ×手塚マキ】読書の愉楽
    • 【椿原愛】Fカップ読書グラビア
    • ベストセラーを生む【書籍広告】
    • 【アジア移民文学】に見る差別の現実
    • 【世界の移民】たちが叫ぶ幸福論
    • 増加する【脱北者】文学
    • 【朝の読書】のイビツな思惑
    • ポリコレNGな【童話】の世界
    • 米国で【禁書】扱いされる童話
    • 【人間革命】本としての評価

乃木坂46・斉藤優里「7秒のしあわせ」

乃木坂46・斉藤優里「7秒のしあわせ」
    • 【斉藤優里】卒業記念写真集

NEWS SOURCE

    • 【ピエール瀧】に非情な処分を下したソニー
    • 増税前に選挙を!【安倍政権】の思惑
    • 映画【新聞記者】が与えた永田町への衝撃

インタビュー

    • 【芽島みずき】ポカリガールは14歳の美少女
    • 【日比遊一】樹木希林も認めた映画監督の実力
    • 【ROLAND】「俺か、俺以外か。」名言ホストの野望

連載

    • カバーガール/平嶋夏海
    • 【高崎かなみ】期待の新人モデル水着撮
    • 【川栄】ベイビー
    • 【Wi-Fi】の電波が人を安心させるサービスに
    • 【更科功】化石人類から見える人間の根源(後)
    • 高須基仁/後藤新平と大谷翔平の2大「平」が時代を切り開く
    • 罵声飛び交う【三社祭】の醍醐味
    • 過酷な中国受験戦争【教育アプリ】の進化
    • 【ゲーム・オブ・スローンズ】とヒップホップ党
    • 町山智浩/【ロング・ショット】ロマコメの最新系主人公
    • 【官邸】への権限集中が招く弊害と行く末
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/トランプと接待バカ一代
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/『家族はつらいよ』後期高齢者向けポルノの戯論
    • 【処方薬でキマる】アメリカ薬物事情
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 伊藤文學/三島由紀夫に美輪明宏、薔薇族を彩った著名人
    • 幽霊、卑しき自己啓発本サロン商売。
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」