サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > 【地方在住MC】が見た活況の本音
第1特集
ニッポンのラップ30年史【3】

盛り上がっているのは東名阪だけ!? 地方在住のMCが見た活況の本音

+お気に入りに追加
1606_rekishi_08.jpg
レペゼン仙台のHUNGER(左)とレペゼン水戸のt-Ace(右)。

 1999年から「B-BOY PARK」でスタートしたMCバトル、05年から現在まで継続する人気イベント・UMBの影響もあって、00年中期は全国津々浦々のクラブやライブハウス、果ては駅前などの路上でサイファーが活発に行われていた。その勢いはシーン全体を底上げする運動に発展。

 そしてMCバトルに出場し好成績を残した地方MCにも注目が集まり、北は北海道、南は九州・沖縄まで、地方をレペゼンするソロMCやグループが一気に台頭するきっかけを作った。その結果、「ヒップホップといえば東京」というある種の固定観念を振り払い、THA BLUE HERB(札幌)をはじめ、GAGLE(仙台)、LUNCH TIME SPEAX(水戸)、stillichimiya(山梨)、M.O.S.A.D.、AK-69(共に名古屋)、韻踏合組合(大阪)、ANARCHY(京都)、餓鬼レンジャー(熊本)、RAMB CAMP(福岡)など、数多くのグループが作品を量産し、その街をレペゼンする名作が続々と誕生した(記事「ご当地アンセムは町おこしになるか?」参照・24日公開予定)。それから約10年、近年まれに見る爆発的影響力を放つFSDの放送によって、再び“バトル熱”が再燃しているのは周知の通り。しかし、現在も地方で活動を続けるアーティストに話を聞いたところ、「東京は盛り上がっているが、地方はそうでもない」というため息まじりの返答があった。仙台を拠点に活動するGAGLEのHUNGERは、こう話す。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年10月号

大和田南那"青の衝撃"

大和田南那