サイゾーpremium  > 特集  > 裏社会学  > 【山口組】100年の歴史と分裂
第1特集
日本最大のヤクザ組織はどこへ向かうのか?【2】

高度経済成長で伸長、そしてバブル崩壊……ニッポン経済の盛衰から見る【山口組100年の歴史】と“分裂”

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――初代・山口春吉が神戸に本拠を構えてから今年で100年。その実子の二代・山口登、飛躍を見せた三代・田岡一雄、凶弾に倒れた四代・竹中正久、その後を継いだ五代・渡辺芳則、そして分裂騒動を迎えた六代・司忍……。その歴史を、経済状況や暴対法、権力との関係で見つめ直す!

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■正業という手法でヤクザ組織を近代化
【初代】山口春吉
[在任期間:1915~25年]
旧来型の博徒集団ではなく、正業を持つ近代ヤクザ集団という、その後の山口組が歩んでいくべき道筋をつけた伝説的人物。


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■初代の実子は堅実路線
【二代目】山口登
[在任期間:1925~42年]
神戸の有力ヤクザとしての地位を確立し、初代が立ち上げた組織や事業の拡大に尽力する一方、浪曲・相撲の興行に参入し、政界を含む各界に人脈を広げることにも成功した。


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■全国展開した“中興の祖”
【三代目】田岡一雄
[在任期間:1946~81年]
「組員に正業を持たせる」等の運営方針にもとづき、高度経済成長を背景に山口組を巨大組織へ導く。現在につながる山口組のシステムを完成させた偉人と評価されている。


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■暗殺された山一抗争のトップ
【四代目】竹中正久
[在任期間:1984~85年]
田岡組長の病死後に勃発した山一抗争の最中、一和会のヒットマンによって射殺される。田岡組長というカリスマ亡きあとの、山口組混迷の時代を象徴する人物だといえよう。


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■最後の“本流筋”出身者
【五代目】渡辺芳則
[在任期間:1989~05年]
武力と平和外交を使い分け、さらに組織を拡大させる一方、92年の暴対法施行で締めつけが強まる中、抗争事件の使用者責任を問われるなどし、引退。


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■ついに“傍流”がトップに
【六代目】司忍
[在任期間:2005年~]
山口組内では比較的新参の名古屋・弘道会出身ながら、豊富な資金力でトップに上り詰める。自らも銃刀法違反罪で5年4カ月服役するなど、ヤクザ“冬の時代”の象徴的な存在。


 2015年8月27日、日本最大の指定暴力団、山口組分裂のニュースが国内外を駆けめぐった。司忍(本名:篠田建市)組長率いる六代目山口組といえば、今年で創設100年を迎えた任侠界の老舗にして、全国の暴力団の構成員と準構成員合計5万人超のうち、実に半数近くを擁する超巨大組織。そのような、いわばヤクザ業界の“リーディングカンパニー”から、傘下の13団体が突如として離脱し、9月、新たに神戸山口組を結成したのだ。

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