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第1特集
EXILE妹分の標的は誰か?【2】

音楽誌もやらない本気のレビュー! 専門家がE-girlsのミュージック・ビデオを斬る!!

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――現在までに制作された11本のMV。古今東西のポップ・ミュージックに精通するライターたちが、それぞれ100字でクロスレビュー!

【レビュアー紹介】
松本亀吉(まつもと・かめきち)
1967年、大阪府豊中市生まれ。会社員。現在は愛知県東海市在住。87年に文芸誌「溺死ジャーナル」を創刊。著書に『歌姫2001』(太田出版)がある。

ばるぼら
ネットワーカー、古雑誌蒐集家。著書に『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』(翔泳社)、共著に『20世紀エディトリアル・オデッセイ』(誠文堂新光社)などがある。

磯部 涼(いそべ・りょう)
1978年、千葉県生まれ。音楽ライター。著書に『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)、編著に『踊ってはいけない国、日本』(河出書房新社)などがある。

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■ユーロビートを蘇生!
「Celebration!」
11年12月発売シングル曲

【松本】
デビュー曲のわりに華々しい演出はなく、室内撮影だけでじっくりダンスを見せる。人数が多いので個人を認識不可能。ときどきかわいい子が映るが「こんなにいればかわいい子もいるよなあ」という第一印象。

【ばるぼら】
「K-POPを意識した日本のガールズ・グループ」というイメージを隠すどころか全面に出してくる。3つのグループが合わさってますよと自己紹介的要素が強い導入から、服が変わった途端に個別認識困難に。

【磯部】
このデビュー曲で確信犯的にリリース元=エイベックスのお家芸であるユーロビートをリバイバル。ギターのカッティング、一瞬だけ入るホーンやパーカッションなど、随所でソウルフルな小技が効いている。

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■制服ダンスの始まり
「One Two Three」
12年4月発売シングル曲

【松本】
冒頭3分間の制服ダンスが猛烈にかわいくてカッコいい。ダブステップ・ミーツ・AKBみたいな感じで最高。しかし、本編に入ると過剰メイクとユーロビート歌謡に逆行。このギャップが魅力なのかもしれない。

【ばるぼら】
ジャズ・ダンスとヒップホップ・ダンスの融合を制服姿で踊る個性はここから。定番の不敵な笑みのウォーキング、動きを大きく魅せるために長い髪の毛を活かすモーション、アイソレーションのキレもバッチリ。

【磯部】
前作に比べると、いわゆるエイベックス・ポップ調の無難な仕上がり。ただ、低音の強調されたキックと小刻みなシンセのリフでぐいぐいと引っ張っていく感じは、しっかりと10年代のトランス・ポップ以降。

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■K-POPっぽい色使い
「Follow Me」
12年10月発売シングル曲

【松本】
冒頭4分弱の制服ダンスが、猛烈にかわいくてカッコいい。もうこの路線でいけばいいのに。K-POPコンシャスなカラフル&シックのコントラストが効いた本編もキュート。だんだんみんなかわいく見えてきた。

【ばるぼら】
冒頭のメンバーが横一列に並ぶときのポスチャー、ポジションは若干前後しているが「Celebration!」と比べて背の高さのバラバラさを際立たせており、派手な衣装を着るダンスシーンよりよほど個性がある。

【磯部】
オリコン2位になった出世作。ツイッターに掛けたサビはベタだが、80年代後期U2のギターのようなイントロから妙な節回しのBメロへの流れ、そこに被さる英語の煽りが癖になって何度も聴いてしまう。

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■キャバクラっぽい?
「THE NEVER ENDING STORY」
13年2月発売シングル曲

【松本】
心を震わせるほどにかわいい子を認識。いつも冒頭のダンスで指でAサインを出す子。制服ダンスだけを集めたDVDは売ってないのだろうか。本編は90年代のキャバクラのショータイムみたいで超なつかしい。

【ばるぼら】
これまでダンスの美しさによる映像美を中心にしていたが、初めて背景に何か物語を感じさせる演出を取り入れた点で、リスナー層の拡大を狙ったように見える。青い衣装を最後まで崩さなかったのも特徴か。

【磯部】
原曲はジョルジオ・モロダー・プロデュースの名曲だが、いささか唐突な選曲。日本語版といえば電気グルーヴもラジオで流した羽賀研二によるトンデモ・カバーが有名なので、それを連想し思わず笑ってしまう。

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