サイゾーpremium  > 特集  > ジャニーズ  > ”量産型女子大生”を取り込む【E-girls】のしたたかな戦略
第1特集
EXILE妹分の標的は誰か?【1】

オタクとギャルは相手にしない! ターゲットは量産型女子大生!? E-girlsのしたたかな戦略

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――「EXILEのDNAを受け継ぐ、本格的なダンス・パフォーマンスを展開するガールズ・エンタテインメント・プロジェクト」(長い!)というキャッチコピーで2011年にデビューしたE-girls。バラエティ・タレントやモデル、女優として活動するメンバーもいる人気上昇中のそのガールズ・グループは、誰に支持されているのか?

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スキルの高さを実感できる“制服ダンス”。YouTubeなどでも見ることが可能。

 LDH所属の女性グループE-girlsが、EXILEの妹分としてデビューしたのは2011年末。当初、方向性が定まらないDream、Happiness、Flowerといった各チームがE-girlsとして統合されただけの印象もあったが、その後の活躍は目覚ましいものがある。13年末には紅白に初出場し、14年3月発売の2ndアルバム『COLORFUL POP』は初週で8・9万枚以上も売れた。また、Dreamに属するAmiやAyaらをテレビのバラエティ番組で目にする機会も増加。かように、E-girlsのプレゼンスは間違いなく増しているが、彼女たちの支持層を理解できない読者もいるだろう。

 近年はアイドル戦国時代といわれてきたが、スタイルの良いメンバーが多く、キレのあるダンスがウリのE-girlsには、例えばAKB48のルックスやパフォーマンスに見られる幼さや稚拙さはほぼ感じられない。その意味で、アイドルと異なる立ち位置であるが、音楽ライターの磯部涼氏はこう述べる。

「『週刊EXILE』(TBS)などを見る限り、女子中高生に圧倒的に人気がある印象。HappinessやFlowerは地方のショッピングモールを“現場”にし、そのイベントスペースでパフォーマンスするツアーをしてきたのですが、そこには学校帰りの制服を着た女の子が多かった。AKBも女子小中学生に人気ですが、E-girlsはヒップホップ・ダンスをやっていたりする女子のあこがれになっているのでしょう。ダンス・スクールに通って頑張れば、自分もEXILEやE-girlsのファミリーになれるかもしれない、という参加型の楽しみ方があるように感じます」

 今やダンスは小中高生に広く浸透しているが、実際、HIROが主宰する小中学生対象のコンテスト「DANCE CUP」に出場経験がある山形県の小学4年生・Aちゃんは、こう話す。

「幼稚園からダンスをやってるけど、始めたのはEXILEがきっかけ。それからE-girlsも好きになって、お母さんにダンス・スクールまで送ってもらう車の中で“制服ダンス”のDVDをよく見るの。特にFlowerの佐藤晴美ちゃんが好き。ダンスがうまくて、同じ山形出身だし。カッコいい晴美ちゃんみたいになりたいな」

“制服ダンス”とは、多くのミュージック・ビデオ(以下、MV)の前半部分で制服姿のメンバーが繰り広げるダンス・パフォーマンス。その映像が収録されたDVD付きアルバムも流通している。

「平成のアイドル史においては、アイドル冬の時代に出てきたモーニング娘。の存在が重要だと語られがちですが、それはオタク側からの視点であって、女の子にとってはSPEEDの登場も大きかったのでは。当時、彼女たちが踊る姿を見て、ヒップホップ・ダンスを始めた女子小学生は多いですから。沖縄アクターズスクール出身のSPEEDと、LDHが運営するダンス・スクールEXPGでレッスンを受けたメンバーが多いE-girlsは、通じるものがあるように思います」(前出・磯部氏)

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