横山美雪
(よこやま・みゆき)1989年、東京都生まれ。ダンスミュージックに明るいAV女優として活躍しながら、映画『ストロベリーナイト』や、ドラマ『闇金ウシジマくん』など話題作に続々と出演。
嵐で「こんな曲っていままであった!?」とびっくりした曲が「P・A・R・A・D・O・X」【1】です。歌詞もアダルトな感じで、子宮にジンジン響くのですが、櫻井翔君の品が良いお坊ちゃん的なラップのイメージが、この曲を知ってからはちょっと変わりました。作詞を担当しているAKIRAさんは、ブラックミュージックに造詣の深いプロデューサーなので、イントロから嵐のポップで明るいイメージを覆す重厚感あるトラックが、またしても子宮を刺激してくれますね。大野君の「イェー!」という魅惑の歌声もかっこよさ満点で、グイグイ引き込まれちゃう。Aメロのポワンポワンしたワンループもクセになるし、”歌あってこそ”の嵐ですが、それをヌキ……もとい、抜きにしても、クラブで楽しめるダンスチューンだと思います。
「Supernova」【2】を聴くと、私がクラブでDJデビューしたことを思い出します。英語と日本語がミックスされた歌詞で、かつ韻も踏んでいて心地いいんですよね。岡田君(准一)君からスタートするメンバーそれぞれがパートを持つエッジーなEDMで、PVもかっこよくてキュンキュンしちゃいます。ちなみにこのPVの撮影場所、渋谷道玄坂の「VISION」なんですよね。今もっとも勢いのある渋谷のエンタメスペースですが、そんなところで撮影するジャニーズのアーティスト、というのもすごくオツ。
そして、どこか聴き覚えのある感じの曲だな、って思って当時調べたら、GReeeeNが書き下ろした楽曲で驚いた曲が「weeeek」【3】。「あ、GReeeeNがプロデュースした曲だから、weekじゃなくweeeekなんだあ」って。ヒップホップの自由奔放な感覚と、ポップミュージックがうまく融合された曲で、当初は関ジャニ∞の曲かと思っていたんですけど、NEWSの曲と知って、さらに驚きました。曲が持つダイナミズムとメロディの鮮やかさがすごく印象的で、トラックのビートも気持ちいい。
NEWSでもう一曲挙げていいですか? 「チャンカパーナ」【4】は、一度サビ聴いたら、ついつい口ずさんじゃう曲。チャンカパーナは「愛しい人」という意味の造語で、NEWSのファンの方を指すらしいんですね。そう考えると、”勝手に恋人気分”になって聴いてもいい!? ということになりまして……そういう解釈で改めて聴いてみると……あ、あ、アダルティ!!「ジンジン燃えている」なんて部分で、私、ジュワッとした。てへっ。もうこれ以上あえぐと、クレームがきそうなので歌詞についてはここまでにして、と。オーケストレーションのアレンジが秀逸で、ちょっとUKのメロディアスなハウスミュージックライクな曲です。
最後はキスマイの「3.6.5」【5】。新作『Kis-My-Journey』に収録されている楽曲なんですが、先日ニュースでPVが完成したことが流れていたんですね。その見出しが「キスマイW新MV公開~こんなの初めて! 無理!」で、「むむむ!」と思った私です。そう、私のオフィシャルブログのタイトルが「こんなの初めて」で、元を辿れば、以前配信していた私のポッドキャストのタイトルも「こんなの初めて」だったわけですよ。
キスマイのほうには「無理!」がついていたけど、なんかその“無理!”に妙なエロチシズム&リスペクトを感じて、今回選ばせていただいた所存です♪ 曲は疾走感のある4つ打ちで、同時に「Seven Journey」のPVも公開されていましたが、こちらは流麗なハウスミュージック仕立ての楽曲で、全身が性感帯になっちゃうくらい、ヴィンヴィン感じましたよ。
(文/編集部)