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第1特集
識者らが語る"ユニクロの功罪"【2】

「メンズスパイダー」Pが語る「ユニクロ問題」 ユニクロは個性がないのが特徴

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鮎川 優(あゆかわ・ゆう)
Vホス系ファッション誌「メンズスパイダー」(リイド社)プロデューサー。カリスマホストとして活躍後、ファッション誌「メンズナックル」(ミリオン出版)をプロデュース。水商売評論家、新宿での深夜営業の歯科経営者など、多角経営の実業家としても有名。


「メンズスパイダー」プロデューサー鮎川 優
■低価格ゆえの遊び心と冒険で個性を艶やかにキメてくれる!

 ボクがプロデュースしている「メンズスパイダー」という雑誌は、ビジュアル系とホスト系ファッションをミックスさせた、「Vホス系」という新しいカテゴリを作ったんです。このように、これまでにない市場を作ることが、ファッションパイオニアの条件だと思うんですが、そう考えると、ユニクロはまさにそれに当てはまります。

 ユニクロが定着した2000年頃って、まだそれほど景気が悪くなかったと思うんです。依然として高級ブランドが主流な中、格安の洋服を展開するユニクロが、ドンと出てきたのはすごく衝撃的でした。「ビジネスとしてやっていけるの?」って、他人事ながら不安になった記憶がありますよ(笑)。あの頃はまだ、安かろう悪かろうという認識だったでしょうが、それがユニクロ以降、安くても品質がいい、っていうのが当たり前になりましたよね。

 ハイセンスな服や、ヒートテックなどの高機能インナーを、低価格で提供するブランドはユニクロ以前になかったし、まさに新市場を開拓した。

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