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柔道・女子首脳陣の暴力・パワハラ“ターゲット”にされた重量級有力選手とは?

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――これまで五輪や世界選手権で数多くのメダルを獲得してきた日本のお家芸・柔道を根底から揺るがしているのが全日本代表女子の暴力・パワハラ問題。全日本代表ら15選手が昨年11月に署名を募って連名の告発文を作成していたことが明らかになるとたちまち大騒動に発展し、“加害者”とされている全日本女子の園田隆二監督が辞任しただけにとどまらず、吉村和郎強化担当理事が辞任を発表。また、徳野和彦コーチも暴力行為を認めて辞任することを発表するなど首脳陣が総退陣に追い込まれた。

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『「メダリスト」スキャンダル事件簿』(宝島社)

「園田前監督も徳野前コーチも、選手時代、世界選手権のレベルでは勝てたが、結局、五輪には手が届かず。なんとかして選手に五輪でメダルを取らせようと指導に熱が入り、理論がないために思わず手が出てしまったようだが、取り返しのつかない結果となってしまった」(スポーツ紙デスク)

 告発した15人の選手は代理人の弁護士を通じて、「私たちが全柔連やJOCに対して訴え出ざるを得なくなったのは、憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因でした」、「前監督による暴力行為やハラスメントは、決して許されるものではありません」などと声明を発表。すると今度は、プライバシー保護の立場から、告発した15人の氏名は公表されていないことに対し、氏名の公表をめぐって賛否両論が巻き起こっているが、この騒動の発端となった勇気のある告発をしたのは昨年のロンドン五輪代表選手の身内だったというのだ。

「もともと、昨年9月に匿名の訴えがあり、全柔連(全日本柔道連盟)が園田前監督の暴力行為を把握。園田氏に聞き取りをしたところ事実が発覚した。全柔連の調査によると、10年8月から12年2月の間に園田氏によるものだけで5件の暴力およびパワハラ行為が発覚したが、その“被害者”となったのは78キロ超級でB強化の指定選手となっている田知本愛選手だった。田知本選手の妹はロンドン五輪の70キロ級で7位に終わった田知本遥選手。姉のほうは168センチ・110キロという恵まれた体格で、高校時代にインターハイの個人・団体で優勝して以来、日本重量級のエース候補として期待されていたが、肝心なところで勝てず、ロンドンの代表を現在は引退している杉本美香に奪われた。ロンドン五輪で杉本は銀を獲得。昨年12月の国際大会では、その杉本を破って金を獲得したキューバのオルティスを破っているだけに実力は世界トップクラス。園田氏は期待の裏返しで徹底的に“かわいがり”に及んでしまったようだ。園田監督とは和解したようだが、隠蔽しようとした全柔連に反発した15選手が告発文を作成。またまた全柔連は隠蔽しようとしたが、自殺者が出た大阪の市立高校での体罰事件で世論が“体罰NO”という風潮が高まって社会問題となっただけに、隠しきれなくなってしまった」(全柔連関係者)

 勇気ある告発で腐敗した柔道界に風穴を空けた選手たちだけに、新体制でのさらなる活躍を期待したい。


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