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民主党を崖っぷちに追い込んだ「勲章狙いで閣僚入り」民社協会の正体

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『民主党大崩壊』(双葉社)

「野田首相は、小沢グループが民主党からごっそり飛び出していったことにおじけづき、情けないまでの守りに入ってしまったね。政権浮揚につながるラストチャンスだった10月の内閣改造を姑息な論功行賞におとしめ、一気に国民の支持を失ってしまった」(大手紙政治部デスク)

 ご存知の通り、野田政権は10月の内閣改造後、あれよあれよという間に、スキャンダルまみれの末期症状の様相を呈した。その発端となったのは、「週刊新潮」(新潮社)がすっぱ抜いた田中慶秋前法相と暴力団との親密関係。田中氏の地元・神奈川県警の関係者によると「田中議員といえば、政治家をガードする警備部や汚職を調べる刑事部よりも、暴力団担当がマークする対象者だった」とバッサリ。また、暴力団ネタや借金問題で「週刊文春」(文藝春秋)が城島光力財務相を執拗に追及した。前出・政治部デスクが続ける。

「どうしてこんな“すねに傷持つ”ような問題議員を複数入閣させたのか。民主党議員に尋ねると、『問題議員を送り込んでいるのは、あの民社協会。いまだ90年以前の民社党時代の体質を引きずっている、ある意味、劣化しているグループだからね』とニベもない。確かに、何をしでかすかわからない獅子身中の虫なんだよ、民社協会は」

「民社協会」と聞いてピンとくる読者は、なかなかの政界事情通に違いない。かつて、「民社党」という民間の労働組合をバックにした野党政党があった。90年代、自民党の対抗勢力として結成された新進党に合流するため民社党は解党しているが、実態はそのままに姿を変え、党内派閥として生き残ってきた。これが「旧民社グループ」とも呼ばれる政治団体・民社協会だ。同協会は、民主党が結成されると、なだれ込むように合流を果たしている。政界ウオッチャーが解説する。

MEMO民社協会
民社党の流れを汲む、民主党内のグループで、国会議員のほか、政党無所属の地方議員を含め、500人以上で構成されるといわれる。支持母体は、労働組合の中央組織「連合」内の旧同盟系労組で、大手の自動車や電気・ガス、繊維、化学工業などの労組が主だって加盟している。

「あまり知られていませんが、衆参合わせて約40人の所属議員を抱える、いまや事実上の最大派閥です。参議院議長の平田健二をはじめ、前総務相の川端達夫、元国家公安委員長の中井洽など多士済々。もともと小沢一郎氏に近いとみられていましたよ。ですから、小沢グループの離党劇のとき、野田首相を揺さぶりながらも離党せず、逆に恩を着せています。その論功行賞として、今回、大臣ポストを5つも獲得したんです」

 10月1日に発足した野田第三次改造内閣には田中、城島両氏のほかに三井辨雄、小平忠正、中塚一宏の各氏が初入閣している。前出の政界ウオッチャーは「民主協会の知り合いに聞くと『これで所属議員はみんな閣僚を経験した。全員に勲章が出る』とアッケラカンとしていて、受勲狙いで大臣ポストを獲得したことを隠しもしなかった。政治を弄び、国民をバカにした話でしょ。この民社協会なるものを掘っていくと、民主党のもうひとつの素顔がさらされることになります」と語る。

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