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高須基仁の暴言・放言・妄言録 私は貝になりたい 第74回

高校球児よ、見よ!人前で泣く清武ではなく、涙をこらえる清原の姿を。

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「しゃべるな!」と言われたことを、あちこちでしゃべりまくり、命まで狙われたこともあるというタカス。周囲から怒られる度に「貝になる」と誓うのだが、その放言癖はいまだ健在だ。

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対談で、清原が野球界に戻りたがっていることはよくわかった。だが、プロ野球は難しいだろう。野村克也監督は、サッチー騒動で阪神の監督を実質クビになったあと、すぐにシダックスの監督に就任した。心の不良少年、清原よ、ノンプロでもいいじゃないか。その生き方を学生たちに見せてほしい。

 11月下旬、「スポーツ報知」の裏一面で、清原和博が高校野球の指導者として招へいされていることが報じられた。アプローチしているのは、甲子園に春夏計6度出場した日本航空高(山梨県甲斐市)や日本航空石川高(石川県輪島市)を運営する、学校法人日本航空学園である。部活動部門を統括するGM(ゼネラルマネージャー)のほか、校長として招く可能性もあるという。実はこれ、私が加勢していることである。

 清原とはサイゾー10月号の対談で久しぶりに会った。あの時、私はあらためて清原のことが好きになった。18歳、ドラフト会議直後の会見で涙目になった清原。41歳、引退会見で涙目になった清原。しかし、決して涙は流さなかった。いつも奥歯をかみしめ冷や汗と脂汗を流し、涙をこらえて耐えていた。ひとりぼっちで戦うガキ大将である。

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