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■島田紳助とは「『わからない』と言える人」である

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田原総一朗氏の著書『ジャーナリズムの陥し穴』(ちくま新書)。

 紳助さんは引退はすべきではなかった。なぜなら、引退する理由が何もないから。メディアは「すぐにスキャンダルが暴かれるだろう」と書き立てたが、結局、本人が話したこと以外には何も出てきていない。つまり、あれはとても正直な会見だったわけです。

 紳助さんが暴力団と関わりを持つ発端となったのは、テレビ番組での右翼に関する発言。十数年前のバラエティ番組でのことで、本人は収録現場を盛り上げるために、カットされることを前提で話したはず。なのにカットしなかったのは、テレビ局のミスだ。その上、テレビ局と所属事務所は、右翼の攻撃から紳助さんを守ろうとしなかった。紳助さんは弁護士に相談したけれどもいい解決策がなく、親しい元ボクサーに頼るほか手がなかった。その結果、元ボクサーが暴力団に解決を頼んだ。紳助さんを非難する人はこういう場合、「ではどうすべきだったか」意見を言うべき。解決策を何も言わずに一方的に批判するのは、説得力がない。

 僕も『サンデープロジェクト』(テレ朝)で右翼を批判して、街宣車が15台ほど来たことがある。そのときは、ひとりで右翼団体200社相手に2時間以上討論して解決した。でも、それは僕がジャーナリストだからできること。タレントには無理でしょう。

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