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第1特集
人気声優・平野綾がオカシイ!?【1】

事務所&ファン批判で自爆! オタクを見捨てた"平野綾"はどこへ行く?

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──声優界の超絶人気アイドル・平野綾。よくも悪くもネットでファンを騒がせ続けてきた"あーや"が、最近テレビに頻繁に出演している。果たして彼女は、声優界というコアなファンが多いフィールドから飛び立って、魑魅魍魎が跋扈するテレビ界でも活躍できるのか?

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平野 綾(ひらの あや)1987年、愛知生まれ。声優・歌手・タレント。所属事務所はスペースクラフト・エンタテインメント。所属レコード会社はランティス。

『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒ役など、人気アニメの主役を次々と演じてきたアイドル声優・平野綾。

 その愛くるしいルックスやガールズ・ロックを意識した音楽活動から、若いオタクを中心に支持されてきた彼女だが、今年の夏を境に、取り巻く状況が変わってきている。急激にテレビ番組への出演が増加し始めたのだ。

 とはいえ一般視聴者の中には、突然テレビに登場し始めた彼女に「何者?」という疑問を感じる人もいるだろう。

 そこで、まずはここ4カ月の彼女の活躍ぶりを振り返ってみよう。

猛烈プッシュで駆け抜けたこの4カ月

 まず、8月に『爆笑レッドカーペット』『グータンヌーボ』と続々フジテレビ系列の番組に出演。声優がゴールデン枠のバラエティ番組に、タレントとして出演すること自体が珍しいのだが(ちなみに『HEY!HEY!HEY!』には、06年に出演済)、中でも女性タレントが自身の恋愛観などを語り合う『グータンヌーボ』への出演は、平野ファンだけでなく、多くの声優ファンに衝撃を与えた。

「この情報が出た当初は、それまでファンの間ではビッチだ、いや処女だとネタにされてきたあーや(平野のニックネーム)が、どんなにかわいいトークをするのかと期待していたのですが、内容は想像以上のものでした」(長年の平野ファン)

 平野は、江角マキコ、倉科カナといった女性タレントたちと共演し、「年上が好き」「現在恋愛中」「自分から好きと言った恋愛しか長続きしない」と赤裸々に自身の恋愛体験を披露。いずれも同番組ならではの恋愛トークだったが、処女信仰が強く、恋愛スキャンダルを極端に嫌う声優ファンの間で激しいバッシングを生み、2ちゃんねるの関連スレッドなどで「平野はオタクを切り捨てにかかっている」とまで言われる事態に発展した。

 この時期を皮切りに、平野は続々とテレビ番組へ出演し始める。まず8月1日から9日までの間に、フジテレビ系で放送された6番組に出演。それ以降もテレビ番組への出演は断続的に続いており、ついには11月スタートの新番組『ピカルの定理』(同)でバラエティ番組のレギュラーを獲得したほか、『笑っていいとも!』(同)、『世界ふしぎ発見!』(TBS)、『ダウンタウンDX』(日本テレビ)、そして島田紳助が司会を務める『人生が変わる1分間の深イイ話』(同)に出演。今後は、ドラマ『サザエさん3』に、俳優としての出演が決定している。

 いまや、天下のフジテレビを制覇し、芸能界で一大勢力を誇る紳助にプッシュされる平野だが、その活躍の場はテレビにとどまらない。

 ここ数カ月で「FRIDAY」(講談社)「週刊少年サンデー」(小学館)などに表紙・グラビアが掲載。さらに読売新聞の夕刊で月一のエッセイコラムの連載が8月よりスタート。現在も絶賛連載中である。

 突然のテレビへの露出で従来のファンは困惑するばかりだが、そんな事情など知るよしのない一般層には新たな女性タレントとして「平野綾」の名が浸透しつつあるといえるだろう。

 この極端な活動方針の転換については、「最近、平野のマネージャーが変わったのが原因らしいですね。その新しいマネージャーは、テレビ局方面に強いコネがあるそうです」(テレビ制作関係者)という情報も聞く。

「平野が所属しているスペースクラフトは、神田うのや栗山千明を抱える芸能事務所です。はなから声優で彼女を終わらせるつもりはなかったのかもしれません」(同)

アンチとの攻防と立ちはだかる"一般"の壁

 そんな彼女を語る上で見逃せないのが、アンチの声が大きいネットでの動向だ。

「彼女はブログで物議を醸し出す発言を繰り返しており、ファンの間では"お騒がせ声優"として認知されています。また、情緒不安定なところもあって、ストレスから何度か入退院を繰り返したりもしています」(声優業界関係者)

 そんな平野とオタクの攻防の歴史は、『涼宮ハルヒの憂鬱』でブレイクを果たした07年頃から始まる。当時、高校を卒業したばかりの平野は、それまでの純粋なアイドル然とした容貌から、茶髪にイメチェンを果たし、その方向転換に毀誉褒貶が入り乱れた。

「『ハルヒ』の番宣CMに実写で出演した時は、まるで天使のようなかわいらしさで、話題となったものです。汚れを知らない少女のようなルックスが良かったのに、茶髪にしちゃったら、その辺を歩いている女性と変わらないじゃないですか」(前出の平野ファン)

 などと、よくいえばピュアなオタクに衝撃を与え、平野を「ビッチ化した」と断定。拒絶反応を呼び、以降彼女は愛憎半ばするオタクらによって、ネットでネタ化されるようになっていく。

 その後も、体調を崩して入院した際には「円形脱毛症になってしまった」「心がやられました」とファンの不安を煽るようなエントリーをブログに投下。その極め付けが、平野へ激しいバッシングを繰り返すアンチに対して「ツイッターで死ねとか嫌いになったとか書くのやめて。せっかくみんなとのライフラインができたのに」というブログでのコメントだ。

 彼女は、"ファンとの直通回線"という意味で、「ホットライン」という言葉使いたかったのだと思われる。しかし実際に使用された「ライフライン」とは、「水道、電気、ガスなど生活に必要なインフラ設備」のこと。これをアンチが「平野は、ファンを金づるだと思ってる」と煽ったため、平野のツイッターが炎上、ネット掲示板などでも祭り状態となった。この件は「HLL(平野ライフライン)事件」と呼ばれ、平野に限らず何かを妄信的に応援するファンのことを「ライフライナー」と揶揄する風潮も生まれた。

 そんな彼女のカッ飛んだ言動とそれに対するファンの反応は、平野がツイッターを本格稼働し始めた10月よりさらに加速する。また、それと連動するように、テレビでも過激な発言が増え始める。『ピカルの定理』では、「コンドーム0.2ミリはありえない」「バーでアニメ声で『乳首の周りがすご~い』と叫んだところ、出禁をくらった」など、普通のアイドルでもなかなか話さないようなヨゴレ芸人寸前のエロトークを披露し、もはやファンは呆れ顔といったところだろう。

 このように、ネットではよくも悪くも、その一挙手一投足が注目されている平野だが、「まだそこまで注目してません。今年やっとテレビに出てきたタレント、という認識です。これからの年末にかけての人気によっては、年明け以降注目するかもしれませんが……」(芸能関係者)と、現場の反応は冷静なもの。

 ちなみに平野が出演した回の『グータンヌーボ』の視聴率は、今年4月の放送以降では最低となる8・4%をたたき出している(ちなみに最高は、小池栄子、岡村隆史が出演した4月21日放送分の13・0%)。彼女に対する、オタクと一般の温度差は大きいようだ。

閉塞した業界を破壊する平野綾は革命家?

 ともあれ、ネットの反応などどこ吹く風で、着々とテレビ進出を図っているかのように見えた平野だったが、11月に入ると少し様子が変わってくる。ツイッターでいきなり「(所属事務所の)自分を担当するチームが変わったが、彼らは自分の曲や演じた役を把握していない。自分の積み上げてきたものを否定している。自分をどういう方向にもっていきたいのかわからない」と不満をぶちまけ始めたのだ。まるでここ数カ月のマルチタレントとしての活動に納得していないかのようなコメントには、さすがにアンチからも、「事務所の管理はどうなっているのか」と心配する意見が噴出した。

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デビューシングル「Breakthrough」(左)と最新シングル「hystericbabie」(右)ではまるで別人!? 君はどっちのあーやが好き?

 彼女のツイッターの利用については、「事務所は相当反対していたはずです。彼女がツイッターを始める際に、『なかなかOKしてもらえなかった』的なことをつぶやいていましたからね。実際、彼女のブログは何回も炎上してるので、しっかり監視してないと何をしでかすかわかりませんから」(アニメ業界関係者)という。

 そこでこれらの問題発言について、所属事務所のスペースクラフトにたずねてみたところ「担当者がいないので、その件に関しては何もわからない」とのこと。またこの件に関して、平野の公式サイト及び、事務所のホームページでも見解は示されていない。

「声優業界は非常に保守的で、声優の言動については、ほぼプロダクションのチェックがついてまわります。タレントの事務所批判クラスの事案なら、通常の声優事務所ならなにか公式の対応があるはずです」(声優業界関係者)

 結局、子役として芸能活動をスタートさせた彼女にとって、旧態依然とした声優業界の体制や偏狭なファンの言動は、そもそも理解できなかったのかもしれない。逆に言えば彼女の存在と一連の騒動が、そういった偏狭なファンに支えられている声優界の閉塞感を浮き彫りにしているともいえる。

 平野の活躍により、一般の目が、ほかの声優に向かうことで、業界をより開かれた場にしていくことができるのではないだろうか。いわば平野は、業界のタブーに切り込み解放するジャンヌ・ダルクなのかもしれない。

 とはいえ、声優からの転身の失敗例として、椎名へきるの前例も忘れてはならない。98年ごろにマルチタレント活動に手を伸ばしたが、ファンを失い、芸能人としてブレイクできなかった彼女は、平野の将来像のひとつとして想定できる。一説には当時の椎名のマネージャーが移籍して、平野の担当となったことからマルチタレント化が活発になったとも言われており、まさに天国と地獄の分かれ道に立っているのだ。

 アニメ業界も、無謀とも言える活動を冷淡に観察している様子だ。 「彼女が今後、テレビでうまくやっていくには、世間にとってはアニメ声優出身でしかないということを、事務所や彼女が受け入れて、テレビ界で嫌われずに、安定した仕事をこなしていくしかないんじゃないでしょうか」(前出のアニメ業界関係者)

 願わくば平野綾には、自身の活動範囲を広げつつ、声優業界を引っ張る存在へと成長してもらいたいものだ。
(文/マーブル吉田)

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