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第2特集
アイドルにとってのダンスの意味を探る【5】

AKB48・SKE48の振付師、牧野アンナが語る「アイドルにとってダンスとは?」

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 今やトップアイドルとなったAKB48。彼女たちの振り付けを担当する、この小柄な女性の名は、牧野アンナ。沖縄アクターズスクール校長・マキノ正幸の娘にして、自身もアイドルとして活動した経験を持つ彼女に、アイドルダンスの生みの苦しみ、そしてダンスそのものへの思いを聞いた。

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(写真/田中まこと)

──牧野さんは、AKB48やSKE48の振付師として活躍されています。牧野さんが最初に担当されたAKB48のシングル「大声ダイヤモンド」(08年)の頃のお話から聞かせてください。

牧野アンナ(以下、) 初めに、プロデューサーの秋元康さんから「今までとはまったく違うことがしたい。できるだけ激しいダンスを」と言われました。それだけに、最初はメンバーもボロボロ。スピードについていけない、フォーメーションが作れない、振りの細部がなかなか入らない。今だったらもっと難しいダンスでも数時間程度で入るのですが、その頃は覚えるまでに6日ぐらいかかっていましたね。

──同時期に、SKE48にもオーディション時からかかわっていらっしゃいます。AKB48とSKE48では、振り付けに何か違いがありますか?

 AKB48はキャッチーで王道のかわいらしさ、SKE48は元気かつユーモラスなかわいらしさが特徴です。それぞれの楽曲にも、同様の傾向がありますしね。私は、AKB48、SKE48共に、全シングルと一部の公演曲を担当しています。

──そもそも牧野さんは、それらの振り付けをどうやって考えられるのでしょうか?

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