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──小規模で流通に乗らないからこそ、マニアックでディープなネタを扱えるのが本来のミニコミの持ち味。"誰でもメディア"時代に作られ続けている、商業誌が縛られるようなタブーがないからこそできる"ヤバいミニコミ"を、それぞれに精通した専門店にレコメンドしてもらった。

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「ミニコミ2.0」の公式HP。

 今、不況にあえぐ出版業界において、「ミニコミ」が業界関係者からかなりの注目を集めている。一般的にはマイナーなジャンルゆえにピンとこない読者も多いだろうが、最近、都心の大型書店ではミニコミの特設スペースを設けているところも少なくないのだ。一体、何がそんなにアツいのか? その話に入る前に、そもそもミニコミが何を指すのかをおさらいしておきたい。

 ミニコミとは、「ミニ・コミュニケーション」の略称。「マスコミ」の対語である。定義としては「特定の限られた範囲を対象として行われる情報の伝達方式」(『大辞泉』より)で、一般的には、マニアックなテーマを扱った自主制作本といった意味合いが強い。ただし対象の解釈はさまざまで、同人誌との線引きやメルマガなどを含むかどうかは意見が分かれるところである。

 現在は多種多様なミニコミが乱立しており、「PLANETS」【1】「界遊」【2】のように、大型書店で扱われる"メジャー"な作品も増えている。先日こういった有名ミニコミ誌の編集者を集めた「ミニコミ2・0」なるイベントも行われ、10年代の新たなムーブメントとして業界内外で注目を集めた。また、02年にスタートし、都内で年に2回ほど行われている〈文学フリマ〉のような即売会も、来場者出展者共に増加傾向にあり、盛況となっている。だが、今回小誌では、前述のような"メジャー"な、商業媒体のオルタナティブを目指したようなものではなく、マイナーながらも商業誌ではできない踏み込んだ内容に特化した「ヤバいミニコミ」にスポットを当ててみたい。

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