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第1特集
学会員、党員、番記者に聞く公明党"禁断"の選挙戦略【3】

婦人部イチオシのモテ議員は高木陽介! 公明党躍進にオンナの影あり!!

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 ここまでは、現場学会員たち選挙活動の"本音"を語ってもらったが、実際の公明党とはどういう組織なのか?その歴史をひもといてみると......。

 99年に発足した自自公政権以来、与党の一角を成す「公明党」。ほとんどの人は、この党の名を聞くとまず思い浮かべるのが、創価学会の存在だろう。64年に結党したその背景には、創価学会による日蓮正宗の国教化を目指した国立戒壇も確かにあった。しかし69年、故・藤原弘達氏の著書『創価学会を斬る』(日新報道)の出版に際して公明党と創価学会が起こした「言論出版妨害事件」【註】によって、創価学会・池田大作名誉会長自ら政教分離を明言。これ以降、党から宗教色を排除するようになった。

 その後、福祉政策を掲げ、時に反戦を訴え、共産国家とも交流を深めるなど、80年代までは左派色の強い政党だった。しかし93年、自民党が衆議院での過半数の議席獲得に失敗し、結党以来初めて与党の座から降りると、日本社会・新生・公明・日本新・民社・さきがけらによる細川連立政権が発足し、公明党も本格的に政権政党を目指し始める。

 96年に与党へ返り咲いた自民党と共に、99年には、自自公連立(自民、自由、公明)を結成すると保守論調を強めていくのだが、こうした公明党の躍進に欠かせなかったのが婦人部や女子部の存在だ。

「池田大作名誉会長は、常日頃から『これからは女性の時代で、婦人部、女子部の活躍があれば学会は健在である』と評しているほど、婦人部の活動を讃えている。事実、部員数500万人とも言われるこの部は、選挙でも票取りに奔走する主力部隊です。まあ、パートや専業の主婦も多いですから、男性学会員にくらべ時間を作りやすい、ということもあるのでしょう。そのため、議員も彼女らが好みそうな人物が選ばれます」(元公明党員)

 そんな婦人部ウケするポイントとしては、「大別すると検察出身の神崎武法元代表や創価大学初の司法試験合格者である北側一雄幹事長のような司法エリート、もしくは宝塚歌劇団出身の松あきら参議院議員といった諸分野で実績を持っている人」(同)と言われているが、現在一番人気は、元毎日新聞記者の高木陽介衆議院議員だという。

 高木氏の公式プロフィールを見ると、「創価大学法学部卒業後、毎日新聞へ入社。『山口組暴力団一力一家の事務所追放運動』『天安門事件後の中国人就学生・強制送還問題』『隅田川護岸工事の環境問題』を担当」するなど、弱者視点からの記事が目立ち、正義感の強さがうかがえる。また、〝家族〟という項目では、「大学で同期生だった妻と2男1女の5人家族。新聞記者当時から、顧みられない家庭を守り子ども達をのびのびと育ててくれる妻に感謝の毎日です」と、女性を意識したコメントもニクイ。

 しかし、彼は司法関係者でもなければ、一芸に秀でたわけでもなく、新聞記者である以外、大きな実績は残していない。

では、なぜ婦人部の支持を得ているのだろうか?

「『夕刊フジ』に"永田町維新型にはまらず"という連載を持ち、テレビ出演も多く、ルックスも良いことが特徴ですが、何より池田大作先生の寵愛が大きい。というのも、ある幹部会の席上で、『今、もっとも活躍している議員は、高木陽介だ!』と先生が断言したんです」

 どうやら公明党の将来を担う要注目議員は高木氏のようだが、彼ら公明党議員についてはこんな評価も聞かれる。

「優秀な人材が集まっていることは間違いないし、自民民主とちがって、誰に取材しても記者に対して"あたり"がいい。また、党幹部だけでななく、末端の若い議員や秘書にまで、教育が行き届いているのか、どんな質問を投げても、みな同じような回答をしてくる。これは組織として理論武装ができており、一枚岩ということなんだろうけど、逆を言えば個人的な主張はほとんど許されないという面もあるのでしょう」(政治部記者)

 こうした管理体制が、公明党という盤石な組織を支えているのかもしれない。

(三品 純)

【註】......1969年、藤原弘達氏の著書『創価学会を斬る』(日新報道)の出版をめぐり、学会員や公明党の妨害工作が、版元や著者だけでなく取次や書店などの流通網にまで及び、各書店から大量の返本が相次いだ。その後、政界をも巻き込んで、政教分離に反すると議論された。騒動の大きさから「日本出版史上初の言論妨害」とも言われている。


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