>   >   > 「ファンキー・ホモ・サピエンス」【54】/【シザ】R&Bシーンを牽引するムスリム才女
連載
「ファンキー・ホモ・サピエンス」【54】

【シザ】R&Bシーンを牽引するセクシー系ムスリム才女

+お気に入りに追加

『Ctrl』

1802_FHS_02_JK_230.jpg

シザ(販売元:RCA)

SZAは本作のために200曲を作ったという。制作期間が長引いたのは事実だが、ものすごい制作意欲! 結果、評論家に絶賛される傑作となった。グラミー賞はどうでもいいが、ソウルトレイン音楽賞で新人賞と最優秀女性R&B/ソウル・アーティスト賞を獲得したのは大きい。また件の「The Weekend」は、曲単体でプラチナム認定。


 例えば、ディアンジェロ。あるいは、エリック・ベネイ。

 音楽性が素晴らしいわりに、人生そのものでつまずくアーティストが多いのが、“ネオ・ソウル”と呼ばれるジャンルの特徴である。マックスウェルも隠遁生活が長かったしなあ(その間はサラリーマンやっていたとも聞くが、ホンマやろか)。

 男性陣だけではない。来日公演のチケットが高いことで知られるのは、ローリン・ヒル(4万2000円)、エリカ・バドゥ(4万3000円)といった、その筋の女性アーティストたちだ。それは現在の彼女たちが抱える財政問題を象徴しているようで、心が痛む……。

 だが、そんな彼女たちもブラック・ミュージックの流れの中に、着実な足跡を残してきた。そして今、「現代のローリン・ヒル」とも「21世紀のエリカ・バドゥ」とも称えられるアーティストが、シーンをにぎわしているのだ。

 彼女の名はSolana Imani Rowe(ソラナ・イマーニ・ロウ)。ミズーリ州セントルイス生まれ、ニュージャージー州メイプルウッド育ちの27歳である。〈SZA〉の名で知られる才女だ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミア

2018年8月号

男と女の性愛学

男と女の性愛学
    • 美人は残れない【女子アナ】新世紀
    • 世界の【女人禁制】スポットの歴史
    • 広告と【ジェンダー】の亀裂
    • 【生理用ナプキン】の考現学
    • 男子の疑問【生理用ナプキン】Q&A
    • 新たな性犯罪【ディープフェイク】
    • 【ヒップホップと尻】を科学する
    • ヒップホップ界の【尻アイコン】6人
    • 【性器形成】手術の進化論
    • 【性器形成】のプロセスを解説
    • 【ブロックチェーン】で刻む愛
    • 【信用創出】が課題の婚姻制度
    • 【女性活躍】を謳う職場の嘘
    • 【女性マンガ家】のエロ実体験
    • LGBT時代に問う【BL】の功罪
    • 【おっさんずラブ】はゲイ差別か?
    • 【ハウツーSEX本】の歴史的変遷
    • 【芸能人】と一般人の合コン最前線

橋本梨奈とギャル文化再考

橋本梨奈とギャル文化再考
    • 日本一"黒い"グラドル【橋本梨奈】登場

インタビュー

連載

    • 【都丸紗也華】ラーメン禁止なんです。
    • 【さとうほなみ】おじさまとセッション
    • 【酒井萌衣】元SKE48、夏の決意
    • パラアスリートの社会復帰
    • 【珠理奈】に傷心
    • ニッポンを救うCDOに求められる条件
    • 高須基仁の「全摘」
    • 伝統を守る【神田明神】の挑戦
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 【袴田事件再審棄却】検察と司法の体たらく
    • 町山智浩/『Leave No Trace』公園で発見された父娘の言えない傷
    • 【ゲノム編集】が侵す人類の未来
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/サッカー日本代表に捧げる短歌
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ研究所」
    • 【あげくの果てのカノン】不倫にハマる卑屈女子の実態
    • 永井豪にインスパイアされた外国人アーティスト
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 和食に合う食中酒を求めて【ビール】を造る
    • 幽霊、女のいないポルノグラフィティへ。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』