サイゾーpremium  > 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」  > 「ファンキー・ホモ・サピエンス」【54】/【シザ】R&Bシーンを牽引するムスリム才女
連載
「ファンキー・ホモ・サピエンス」【54】

【シザ】R&Bシーンを牽引するセクシー系ムスリム才女

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『Ctrl』

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シザ(販売元:RCA)

SZAは本作のために200曲を作ったという。制作期間が長引いたのは事実だが、ものすごい制作意欲! 結果、評論家に絶賛される傑作となった。グラミー賞はどうでもいいが、ソウルトレイン音楽賞で新人賞と最優秀女性R&B/ソウル・アーティスト賞を獲得したのは大きい。また件の「The Weekend」は、曲単体でプラチナム認定。


 例えば、ディアンジェロ。あるいは、エリック・ベネイ。

 音楽性が素晴らしいわりに、人生そのものでつまずくアーティストが多いのが、“ネオ・ソウル”と呼ばれるジャンルの特徴である。マックスウェルも隠遁生活が長かったしなあ(その間はサラリーマンやっていたとも聞くが、ホンマやろか)。

 男性陣だけではない。来日公演のチケットが高いことで知られるのは、ローリン・ヒル(4万2000円)、エリカ・バドゥ(4万3000円)といった、その筋の女性アーティストたちだ。それは現在の彼女たちが抱える財政問題を象徴しているようで、心が痛む……。

 だが、そんな彼女たちもブラック・ミュージックの流れの中に、着実な足跡を残してきた。そして今、「現代のローリン・ヒル」とも「21世紀のエリカ・バドゥ」とも称えられるアーティストが、シーンをにぎわしているのだ。

 彼女の名はSolana Imani Rowe(ソラナ・イマーニ・ロウ)。ミズーリ州セントルイス生まれ、ニュージャージー州メイプルウッド育ちの27歳である。〈SZA〉の名で知られる才女だ。

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