(写真/オノツトム)
10年ぶりに表紙へご登場いただいたのは、グラビアアイドルの鈴木ふみ奈さん。こんなにロングスパンの再登場は本誌初かも。SDGsをテーマに連続でお届けしている巻頭グラビアのうち、今月は動物保護をモチーフにしたビジュアルにご協力いただきました。
「お久しぶりです! 実は私、ワンちゃん拾ってきて飼ったり、保護猫の活動もやりたいくらい動物が好きなので、動物保護やSDGsには関心があります」
SDGsのことを、ちゃんとご存じだったのですね。
(写真/オノツトム)
「というのも、2018年に世界的なミスコンのミス・ワールドにエントリーして、日本のファイナリストとしてSDGsをテーマにプレゼンをする機会があったので知ってるんです」
ミス・ワールド日本代表は惜しくも逃されたようですが、最終選考の10人に残り、審査員特別賞やマルチメディア部門1位に輝いたそうですね。グラビアからミスコンに飛び込むケースも珍しい。
「芸能界でやってきた方向性とは、違うことが求められているので大変でした。基本的に参加者みんな、英語はできて当たり前。私自身、芸能のお仕事で人前に出て話すのは得意だと思ってたんですが、それもできて当たり前なんです」
でもほら、鈴木さん特技たくさんあるし。
(写真/オノツトム)
「私、運動も得意だったはずなんですけど、テストでは常にギリギリ。スポーツテストのすべての項目で1位を取った子が東大生だったんですよ(笑)」
強敵だらけですね。賞レースは結構バチバチなんですか?
(写真/オノツトム)
「いいえ、もうみんな人間力がすごいのでプレゼンテーションを見ると、自分の立場を忘れて『ああ、この人についていかないとダメだな』って、惚れ惚れしちゃうくらいです。実際、今でも仲が良くて、同期で集まったりしますね」
それは世界が広がったでしょうね。
(写真/オノツトム)
「そうですね。おかげさまで芸能の仕事でも、自分でいつの間にか設けたルールに縛られてたなと反省しました。もっと柔軟性を持って自由にやっていい。そう思って、写真集をセルフプロデュースしたりと、主体性が芽生えましたね」
そのプロデュース力がなせる業か、インスタフォロワーも44万人を超えています。
(写真/オノツトム)
「インスタはトライアンドエラーの繰り返しですね。圧倒的に男性フォロワーが多いので、もっと女性を増やしたいし、グラビアアイドルが女性の憧れの仕事になればいいなと思ってあれこれ試しています」
さらにこの冬は園子温監督作『エッシャー通りの赤いポスト』にも出演。
(写真/オノツトム)
「キャストが51人もいる青春群像劇なんですが、映画のエキストラたちが主役の作品の中にあって、私は有名女優という対極に位置する役で出ています。見ると勇気をもらえる映画なのでぜひご覧になってください」
グラビア以外でも俳優業にも意欲旺盛ですね。では最後に今年のテーマは?
(写真/オノツトム)
「引き続きコロナ禍で世界に発信していくことが難しい世の中なんですが、自分の殻に閉じこもりすぎず、楽しく自分を貫いていきたいなって思ってます。演技は勉強中です!」
がんばってください!
(文/熊山 准)
(写真/オノツトム)
(スタイリング/赤石侑香)
(ヘア・メイク/川島享子)
鈴木ふみ奈(すずき・ふみな)
1990年7月5日、埼玉県出身。AB型。身長167センチ、B96W60H93。特技はサックス、ピアノ、ハイキック。2009年のデビュー後、ミスFLASH2011グランプリ受賞。2018年にはミス・ワールド・ジャパン2018のファイナリストに選出。グランプリを逃したものの審査員特別賞、マルチメディア部門1位に輝いた。グラビア活動のほか、俳優としても活躍。現在、園子温監督作『エッシャー通りの赤いポスト』が公開中。
Twitter〈@suzukifumina〉
Instagram〈fuminasuzuki〉
[衣装協力]
〈6・7枚目〉着ぐるみ(東京衣裳株式会社)
〈8枚目〉コスチューム 9800円(Corrida Corset)
[問い合わせ先]
東京衣裳株式会社/03-3485-2101
Corrida Corset/03-5468-9339