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第1特集
銃社会と学校の対処法【2】

銃乱射事件が起きる想定で学校を建設!――米国の教育現場における銃対策

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――米国の学校では日本では考えられないような、銃の持ち込み防止策や、事件が起きた際の対策マニュアルがある。

【1】避難訓練の定番は、火災、トルネード、侵入者
ロックダウン・ドリル

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銃撃事件が生じた際には、外に逃げるのではなく、教室内に立てこもる(ロックダウン)という訓練(ドリル)。前提として、米国の学校の多くは教室に窓がなく、また基本的に入室する際のドアはひとつしかないため、密室空間を作りやすい。それゆえ、提唱されている対処法で、ブラインドを下ろして部屋を真っ暗にするだけではなく、ドアの前に椅子と机でバリケードを築いて、窓の外から狙撃されない場所に伏せて待機するという内容の訓練。(写真/Phil Mislinski/Getty Images)

【2】トランプ元大統領も提言する対策方法
武装教師

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18年にフロリダで発生した銃乱射事件を受けて、当時の大統領だったドナルド・トランプ氏は「訓練を受けた教師に校内で銃を携行させれば、乱射事件を抑止できる」と提案したが、実際にその当時からオハイオやコロラドなどすでに12の州では学校でも教職員が銃を携帯できるよう、専門団体からの訓練を受けていた。「銃には銃を」の発想で生徒たちを守ろうということだが、実際に教師が生徒に向けて発砲できるかはわからない。(写真/George Frey/Getty Images)

【3】都会では学校に入るのも一苦労
金属探知機

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ニューヨークやロサンゼルスなど、大都市にある学校で見られるケース。その検査方法も、写真のようにゲート型の検査機で全生徒を対象に徹底的に実施するものと、手持ち型の検査機でランダムに一部の生徒を選んで行うものに分かれている。生徒は授業には遅れるし、学校側としてもその費用はバカにはならないが、18年のサンタフェ高校銃乱射事件の現場に居合わせた生徒たちからは、事件後に金属探知機での検査を求める声が上がったという。(写真/Tim Boyle/Getty Images)

【4】撃たれないよう、死角を事前に作る
校舎設計

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ミシガン州にあるフルーツポート高校は、数年前から学校の建て替え工事を行っているのだが、これまでの乱射事件を受けて、学校の構造そのものを見直している。例えば銃撃犯が見通せる範囲を遮るためにカーブ状の校舎にしたり、生徒が避難することができる遮蔽スペースを設けたりと、いざ乱射事件が起きても、なんとかなるような設計になっている。ただし、ここまでするのに4800万ドル(約52億円)かかっている。(写真/NBC NewsのYouTubeチャンネルより)


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