サイゾーpremium  > 特集  > 裏社会学  > ヤクザ映画は人生の縮図である【2】/【JASHWON】が語るヒップホップと劇伴
第1特集
ヤクザ映画は人生の縮図である【2】

映画『TOKYO TRIBE』劇伴裏話――JASHWONが語るヒップホップと劇伴

+お気に入りに追加

――「バトルラップ・ミュージカル」とも呼ばれた、14年公開の映画『TOKYO TRIBE』。本作のサントラ/劇伴の裏側を、JASHWONとレコード会社担当に聞く。

2008_P062-065_column001_gekiban_320.jpg
『TOKYO TRIBE - ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK』ワーナーミュージック(14年)

 映画『TOKYO TRIBE』のサウンドトラック、並びに劇中におけるすべての劇伴は、JASHWON率いるヒップホップ・クリエイター集団〈BCDMG〉が手がけたことで知られている。過激なワードや描写で繰り広げられる同作の劇伴の裏側について話を聞いた。

「ヒップホップそのものがアウトロー的なテーマを扱う曲が多いので、音楽監修は相性のいい仕事だと思いました。僕らは国内でいえば『仁義なき戦い』、海外だと『ゴッドファーザー』や『スカーフェイス』などに影響を受け、それが血となり肉となっているので、意識せずともサウンドに落とし込めたと思います」(JASHWON氏)

 映画のサントラはワーナーミュージック・ジャパンからリリースされ、染谷将太や鈴木亮平などの出演俳優のラップ曲に加え、劇中で印象的な雰囲気を作る劇伴も収録されている。当時、制作を担当した元ワーナーミュージックの小野誠二氏は次のように語る。

「登場人物のセリフがほぼラップという、前例のないこの映画の楽曲は、JASHWON氏やBCDMGのメンバーが作ったトラックを園子温監督がチョイスし、それに出演者がラップを乗せる、という工程を経て完成したものになります。サントラは物語の進行に沿う形で、それらの楽曲や劇伴を再構築し、映画を追体験できる構成を目指しました」

 ラップが乗った楽曲にタイトルが付くのは当然として、いわゆるインストゥルメンタルである劇伴には、どのようにタイトルを付けるのか?

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ