サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 「○○のトランプ」が急増中【2】/【元芸人】リーダーたちの台頭
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「国民の僕」政党のホームページ。

 4年前は政治経験のないビジネスマンのトランプに「米国大統領を任せても大丈夫なのか?」という声もあったが、最近はビジネスマンどころかお笑い芸人から政治家に転身し、一国のリーダーになることが多い。

 例えばイタリアの新興左派ポピュリズム政党「五つ星運動」はベッペ・グリッロという、70~80年代にかけてテレビを中心に活躍していた芸人とその仲間たちによって結成され、昨年8月からは中道左派の「民主党(PD)」と連立政権を樹立している。

 また、スロベニアの首相であるマリヤン・シャレツは、もともと政治風刺を得意とした芸人であり、さらにグアテマラのジミー・モラレス大統領もコメディ俳優からの転身だ。

 そして、芸人出身の政治家の中でも極めつけは、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーだろう。これまで紹介したグリッロ、シャレツ、モラレスの3人は一応、市長や党首として数年ほど政治経験はあったが、コメディ俳優のゼレンスキーの場合は『国民の僕』というテレビドラマで「腐敗や汚職に立ち向かう大統領」という役柄を演じたことで、国民から現実の大統領選挙への出馬を期待する動きが起き、彼もその期待に応えて大統領選出馬を表明。

 ドラマのタイトルでもある「国民の僕」という政党名で、これまでドラマを制作していたスタッフの一部が政党のスタッフに転職。大統領選の直前にこのドラマの最終回が放送されたこともあってか、結果として対立候補に大差をつけて大統領に選ばれた。選挙法とか大丈夫だったのだろうか?

 ポピュリズムの嵐が吹き荒れるなかで、芸人たちが政治家に転身し、一国のリーダーを任されるということは、国民の間で既存の政党に対する不満が募っているということだろう。同様の理由から今後、世界中で芸人出身の首相や大統領が増えていくことは想像に難くない。

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