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新井浩文“強制性交逮捕”で、NHKが堂々と損害賠償を公言した「意外な理由」

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1902_sanadamaru.jpg『NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 真田丸 (NHKシリーズ)』(NHK出版)

 NHKの上田良一会長が7日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、俳優、新井浩文容疑者が強制性交の疑いで逮捕されたことを受け、新井容疑者の出演10番組が有料動画配信サービス「NHKオンデマンド」で新規販売停止になったことについて言及した。

 新井容疑者は大河ドラマ『真田丸』、連続ドラマ『フェイクニュース』などに出演。各スポーツ紙などによると、上田会長は「10番組の見合わせは大変残念で遺憾」と厳しい表情。

 同席した編成局の幹部は「NHKが持つ番組や放送のガイドラインに基づき、総合的に判断した」と停止理由を明かし、再開の時期については「未定」としたという。

 同幹部は報道陣から違約金などの有無を問われ、「適切に判断しております。損害賠償も含めて検討しているとご理解いただきたい」。

 新井容疑者は5日付で所属事務所から契約を解除された。請求先が事務所か同容疑者になるかには、幹部は「そこも含めて検討している」としたというのだ。

「おそらく、NHKだけで5億円以上の損害賠償になるのでは。公共放送だけに、制作費は国民の受信料。そのため、受信料を支払っている視聴者はNHKに対して制作費などの開示を要求することも可能。そのため、金の面については限りなくクリーンにしておかないとおけない」(放送担当記者)

 とはいえ、お堅いNHKだけに、なかなか堂々と損害賠償の請求を公言するとは思えなかったが、“前例”があるため、かなり強気だというのだ。

「おととし6月、俳優の小出恵介が未成年の少女との淫行スキャンダルを報じられ主演ドラマが放送中止となった。その際、小出の事務所はNHKに対し、『いくらでも賠償金を払います』と平身低頭。そこでNHKもそれなりに請求したようだが、こういう不祥事の場合、芸能プロがしっかり支払ってくれると思っている。ただ、新井容疑者の事件で事務所が経営危機に陥ることは間違いないだろう」(芸能記者)

 すでに所属していた「アノレ」を解雇されている新井。NHKは無事に“債権”を回収できるだろうか?

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