サイゾーpremium  > 特集  > IT  > 歌姫が返り咲いた本当の理由【2】/【アムロ】を支えたプロデューサーの本音

――安室奈美恵の覚醒をバックアップしたプロデューサーといえば、T.Kura&michicoの両氏を避けて通ることはできない。アトランタ在住の両氏に、彼女のプロデュース業について話を聞いた。

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「安室さんはSUITE CHICのプロジェクトでヒップホップ・サウンド寄りになり、うまくこなせると証明されたので、『このままさらなる主張をする』というコンセプトのもと、初めて楽曲を制作したのが、アルバム『STYLE』の冒頭曲『Namie's Style』でした。〈Namie=私〉それまでの“安室ちゃん”から、〈Namie Amuro〉になる覚悟、ここから新しいことが始まる予感、安室奈美恵はこれだけ変われる、といった意味を込めて登場するというのを意図した楽曲です。歌い方に関して、まずはmichicoのソングライト上のスタイルを、そのまま安室さんに継承する形があります。日本語歌唱のR&Bは、それ自体がコンセプトであり、スタイルがこもっているからです。そこでmichicoが自分のスタイルを噛み砕いたうえで、安室さんにアドバイスし、ボーカルディレクションを行う。このジャンルには欠かせない声使いや演技、細かな表現をするために、レコーディングには長時間を割きました。毎回ハードでしたが、彼女は真摯に受け止め、常にプロフェッショナルな姿勢を崩しませんでした。

 もともとコツをつかむのが上手で、理解力も高く、サッと表現できる能力の高いアーティストだったので、曲を作り続けるごとに、その成長を見ることができました。彼女のやりたいことがどんどん具現化され始めた時期でもあったので、貪欲に吸収し、『こんな曲をやりたい』といったリクエストが出ることもありました。とにかく制作は、ワクワク楽しみながら挑んでいるように見えましたね」

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