サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > 筋肉と女子の新たな関係【2】/【筋トレ】という自己啓発

――こちらの記事ではでみなぎる筋肉グラビアを堪能していただいたことと思うが、ここからは、「なぜ女子が筋トレに走るのか?」を考察していきたい。じわじわとブームになりつつある背景には、ある意味では納得の理由が潜んでいた――。

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「#筋トレ女子」の画像は日々増加中。コメント欄でオススメのプロテインを教え合う人たちも。

 日本では長年、女性の運動といえばヨガやピラティス、ランニングなどが定番であった。しかしここ2~3年の間に突如台頭したのが、筋トレ。インスタグラムで「#筋トレ女子」と検索すると、14万件以上の写真や動画がヒットする。縦横に割れた腹筋の写真に、何百件という“いいね”が付く時代なのだ。「筋トレをする女性が増えたのは、インスタグラムが普及した頃からですね」と話すのは、数々のモデルや女優にボディメイクを指導するボディワーカーの森拓郎氏だ。

「少し前まで、女性は筋トレを敬遠する傾向にありました。女性ががっつりトレーニングをするのは恥ずかしいという空気があったのに加えて、情報も少なく、始めにくかったんだと思います。それが今、インスタを中心にきれいな女性たちの筋トレ写真が広まったことで、一般の人もオシャレ感覚で始めやすい環境になった。『お腹の写真を載せるとフォロワーが増える』という話を聞いたこともあります」

 森氏いわく、トレーニングをしている女性の中でも、インスタグラムに筋トレ写真をアップする人はごく一部だという。つまり、写真こそ投稿しないが密かに筋トレに励む女子の数は、計り知れないということだ。

 累計6万部を突破した話題の書『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』(U-CAN)の著者・Testosterone氏は筋トレブームの火付け役として「ライザップ」の影響を挙げる。

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