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丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【41】

【Far East Movement】ビルボード制覇から6年。アジア系 from LAの帰還

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『Identity』

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Far East Movement (販売元:Universal)

韓国の伝説的女性ラッパー、ユン・ミレをはじめ、ジェイ・パーク(元2PM)、ティファニー(少女時代)、ヒョリン(SISTAR)、チャニョル(EXO)をフィーチャー。その一方、ソウルジャ・ボーイやビッグ・クリットといったアメリカ黒人ラッパー、さらに、イキのいい英黒人MNEKも参加。ミスマッチ感をマッチにする力技が素敵。


 ジャスティン・リンに会った。

 台北生まれカリフォルニア育ちの彼は、台湾系アメリカ人の映画監督だ。人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズを育てたことで知られ、最近では『スター・トレック BEYOND』を監督した。

 彼が『ワイルド・スピード』に関わったのは、2006年の第3作『TOKYO DRIFT』から。同作の評判は決して良くはないが、主役(ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカー)が2人ともいない中で踏みとどまり、シリーズを続行させることできたのはジャスティンの功績だ。また、「舞台が日本なんだから、芸者とフジヤマでも出しとけ」というステレオタイプな態度であった制作陣を説得したのもジャスティンだ。

 そのサウンドトラックを思い出す。次作から欠かせない要素となるレゲトン・アーティスト勢が入っているのも面白いが、国内からはTeriyaki BoyzやDragon Ashが名を連ねているのもユニークであった。

 当時、そのサントラに収録されていた中で、特に気になったのが「Round Round」という曲。無名のグループだが、なにやらひょうひょうとした風情に惹かれたのだ。

 アーティスト名を見たときのワシの反応は「なんや、その名前は」というものだった。そこには〈ファーイースト・ムーヴメント〉と書いてあったから。

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