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法社会学者・河合幹雄の法痴国家ニッポン【46】

【沖縄米軍属女性殺害事件】――横須賀刑務支所の処遇に見る、繰り返される米軍犯罪の実態

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法と犯罪と司法から、我が国のウラ側が見えてくる!! 治安悪化の嘘を喝破する希代の法社会学者が語る、警察・検察行政のウラにひそむ真の"意図"──。

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沖縄米軍属女性殺害
2016年4月、沖縄県うるま市で女性会社員(20)が殺害される事件が発生。沖縄県警は、米国籍の軍属の男を死体遺棄および殺人・強姦致死容疑で逮捕した。それを受け、在沖米軍のトップが沖縄県庁を訪問して謝罪。在沖米兵の基地・自宅外での飲酒禁止等の綱紀粛正策を打ち出したが、その後も米兵の女が酒酔い運転で逮捕されるなどの事件が発生している。



 横浜刑務所横須賀刑務支所――神奈川県南東部・三浦半島に位置するこの刑務所は、収容定員こそ227名と全国最小規模ながら、他の刑事施設にはない、ある大きな特徴を備えています。それは、日本で唯一の米兵受刑者を収監する刑務所であることです。

 わが国には現在、米兵・軍属約4万9000人と、その家族約4万5000人が居住しています。そのうち、罪を犯して日本の警察に検挙されるのは毎年80人ほど。彼らは裁判で実刑判決を受けると、所在地を問わず、すべて横須賀刑務支所へ送致される。法務省の「矯正統計」によると、2014年時点で6人の米兵受刑者がそこで懲役に服しています。

 わが国では今、16年4月に沖縄県うるま市で発生した米軍属による女性暴行殺害事件を受け、米兵の犯罪という課題が再びクローズアップされている。そこで今回は、この刑務支所の実態を切り口として、改めてこの問題について考えてみたいと思います。

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