サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 知られざる日本の【諜報活動】の実態

――"スパイ"といえば、何を想像するだろうか。アメリカのCIA、イギリスのMI6、イスラエルのモサドetc…諸外国の機関を思い浮かべる人は少なくないだろう。しかし、我が国にも、彼らと同じ"スパイ"を有する国家組織がある。果たして、その隠された正体とは──?

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『日本スパイ養成所陸軍中野学校のすべて』(笠倉出版社)

 日本の"情報機関"といえば、内閣情報調査室、警察庁警備局、公安調査庁、防衛省情報本部、外務省国際情報統括官組織といったところが、その主たるものだろうか。

 そして、この中にいわゆる"スパイ"、"スパイ・キャッチャー"と呼ばれる諜報員を要する組織がある。それが、警察庁警備局の外事警察、防衛省情報本部、外務省国際情報統括官組織だ。

 そもそも、スパイとは「諜報活動をする人」(『デイリーコンサイス国語辞典』より)のこと。中でも、情報の世界では「国家の情報機関に所属して、他国の情報を集める人」を指すという。アメリカの中央情報局(CIA)、イギリスの秘密情報部(MI6)、イスラエルの諜報特務庁(モサド)などの諜報員といえば、なじみがあるだろうか。

 彼らは国家機関の人員であるにもかかわらず、国際法上、「保護されない対象」、つまり、軍服を着用せず、相手側に入り込むような形で情報収集を行う要員であり、ジュネーヴ条約で保護されない。万が一捕虜となれば、その命は保障されていない存在なのだ。

「公安は、法律と権限に基づいて捜査・調査をしますが、防衛省に属する諜報員は、法律の枠外で、情報収集やさまざまな工作を行います」

 こう述べたのは、日本の"諜報機関"と呼ばれる「別班」での勤務経験を有するA氏だ。「別班」とは、正式には「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」のこと。古くは共産党が機関紙「赤旗」で"影の軍隊"と執拗に追及し、最近では、2013年11月に共同通信が「陸自が独断で海外情報活動 首相、防衛相に知らせず」とスクープを報じたが、防衛省・陸上自衛隊はその存在を"公式に"否定し続けている。

「防衛省や陸自が別班の存在を否定するのは、当然です。別班は、その存在自体が日米同盟に基づく高度な秘密機関なんですよ。しかし、現に私がここにいるように、そして、別班の秘匿名『ムサシ機関』の機関長であった平城弘通氏が著書で公表したように、別班は事実存在し、今も活動を続けてます」(A氏)

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