サイゾーpremium  > 特集2  > 【経営難の大学】を救うのはアイドルだ!?
第1特集
アイドルはなぜ大学に進学するのか?【1】

早稲田も慶應も、いまやタレントだらけ!! アイドルたちはなぜ大学進学を選ぶのか?

+お気に入りに追加

――いまや大学全入時代を迎え、一般入試だけでなく推薦やAO入試を駆使して誰でも大学に行くこの時代。当然、大学進学をする芸能人も増えた。そんな中でも、特に商品価値の最も高い10代の貴重な時間を削ってまで大学進学を目指すアイドルたちは、何を目的に進学を望むのか。アイドルたちの受験事情を追うと、そこには大学経営と芸能界の世知辛い現実が見えてきた。

1412_2toku_01.jpg
都心から通うのに1時間弱はかかる慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス。それでも、多くのタレント・アイドルが在籍している。

 大学全入時代といわれて久しいが、昨今、芸能活動を行うタレントであっても大学に進学する例は珍しくない。1999年に広末涼子が早稲田大学教育学部に入学した際、入学式に報道陣が押し寄せ世間を大いに騒がせたのも今は昔。いまや、たとえ人気絶頂期にあるタレントであっても、かつてほど大学進学がセンセーショナルな響きを帯びることもなくなった。それは、同年代のファンの前で歌い舞い踊るアイドルにおいてさえも、まったく変わりはない。

 しかし、大学入学には受験勉強が必要である。一般入試においてはもちろんのこと、推薦枠での入試でも、高校時代の成績や出席率で内申点を稼いでおかねばならない。にもかかわらず、そうした高校時代を含む10代の時期にこそバリバリと仕事をこなさねばならないはずのアイドルたちは、なぜ大学入試に合格できるのだろうか?

 しかも、芸能人が進学する大学は、決して世にいう底辺校ばかりではない。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにある総合政策学部と環境情報学部(以下、慶應SFC)、あるいは早稲田大学人間科学部eスクール(通信制/以下、早大eスクール)、そして明治大学などが、その代表例であろう。自ら公表しているケースもあれば、同級生らによって意に反してSNSなどに情報が流出してしまったケースもあるが、Sexy Zoneの菊池風磨や℃-uteの鈴木愛理、AKB48の竹内美宥などが慶應SFCに在籍中の模様。また、同学経済学部には、内部進学をしたAKB48の内山奈月が籍を置いているようだ。

 早大eスクールに在籍するといわれているのは、Hey! Say! JUMPの薮宏太。同学部は、KAT-TUNの中丸雄一が24歳にして入学し、5年かかって卒業したことでも知られる。山下智久やNEWSの小山慶一郎、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧、女優の北川景子、井上真央らも卒業した明治大学には、アイドルグループ9nineのメンバーにして女優の川島海荷が在籍しているという。

 さらに、Hey! Say! JUMP岡本圭人が上智大学国際教養学部、Sexy Zoneの中島健人が明治学院大学社会学部、AKB48の島田晴香が日本大学、Berryz工房の熊井友理奈が国士舘大学21世紀アジア学部、スマイレージの和田彩花が実践女子大学文学部に通うとされるなど、大学のランクにバラつきはあれど、枚挙にいとまがない。

 繰り返しになるが、末永く活動し得る俳優や女優と違い、アイドルは10~20代前半に商品価値のピークを迎える。ゆえに、かつては高校中退が最終学歴だというアイドルも珍しくなかった。もちろん、今もNEWSの手越祐也(早稲田大学)やNYCの中山優馬(駒澤大学)など中退者は出ているものの、その進学率は確実に上がっている。なぜ今、アイドルたちは貴重な旬の時期を使ってまで大学へ通おうとするのか? 本稿では、最近の大学入試事情を紐解きつつ、アイドルたちの大学進学事情を探ってみたい。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年2月号

“男性学”のススメ

“男性学”のススメ
    • 【男らしさ】イメージの変遷
    • 男性学(基)【ブックガイド】
    • 【キリスト教】の男性優位主義
    • 女子が萌える【ラップ男子】
    • コロナ禍で始動【Zoomgals】
    • サンドウィッチマン【男同士のケア】
    • 【青柳翔】が語る“男らしさ”
    • オトコが乗る【軽自動車】
    • 【マンガ・アニメ】の軽自動車
    • 【ジャニーズ】男性アイドル像
    • 時代錯誤な【ジェンダー観】
    • 【サザエさん】は有害か?
    • 『サザエさん』の【初回】
    • 【井田裕隆】に聞くAV男優像
    • ポルノ視聴と【男性性の劣化】の関係
    • おじさんの【フェイスブック】
    • 【フェイスブック運営】側とのズレ
    • 育児特化の【ベビーテック】
    • 5秒でわかる【ベビーテック】
    • 【自民党】に根付く男尊女卑

「篠崎こころ」ラグジュアリーに魅せた麗しさ

「篠崎こころ」ラグジュアリーに魅せた麗しさ
    • 【篠崎こころ】召しませ #金髪ショー党

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【岡田結実】バラエティの人気者はエゴサで成果を感じる
    • 【STUTS】人気トラックメイカーがラップに初挑戦!
    • 【土井裕泰】TBSのエースディレクターの問題作に迫る

連載

    • 【あまつまりな】流れに身を任せちゃうんです。
    • 【グレイテスト・ラウンドガール】に新メンバー!
    • あの素晴らしい【恵美】をもう一度
    • 【コロナと不況】21年に生き残る術
    • 【萱野稔人】ソロ社会化とコミュニティの変化
    • ありがとう、【小松の親分さん】
    • ワクチンがつくる【コロナ後の世界】
    • 【丸屋九兵衛】ショーン・コネリーを語る
    • 【町山智浩】「ストレンジ・フィーリング」カトリックの洗脳とオナニー
    • 【コロナ対策論議】の根本的欠如
    • 「謎」と「静」で振り返る【2020年】
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【笹 公人】「念力事報」鬼狩りの時代
    • 【稲田豊史】「妻が口をきいてくれません」圧巻の“胸クソ”読後感
    • 【辛酸なめ子】の「佳子様偏愛採取録」
    • 【本場仕込み】のビールが飲める“リビングルーム”
    • 【更科修一郎】幽霊、批評家は文化的背教者なのか。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』