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留学生・ハサウェイ譲治の日本語ラップ見聞録【4】

【留学生・ハサウェイ譲治】ビーフ宣言後の漢さんが追求するヤバいバトル

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――日本産ヒップホップのパーティを英国生まれの留学生がレポート!

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DOMMUNEでLibra Recordsに対してビーフ宣言をした漢さん。

 6月4日、DOMMUNEで放送された『9SARI OFFICE SPECIAL~鎖グループ&BLACK SWAN公開記者会見』。一昨年、鎖グループというレーベルを始動した漢さんは、以前所属していたLibra Recordsに対しビーフ(争い)を宣言しました。

 漢さんといえば、MSCという新宿のクルーを率いながら地下世界のリアルをラップし、2000年代に一時代を築いたMC。02年にLibraの社長と出会い、同レーベルよりMSCの作品やメンバーのソロ作を出したものの、利益をほぼ受け取っていなかったと同番組で暴露しました。また、彼のアイディアで05年に始まったフリースタイル・バトル大会「ULTIMATE MC BATTLE(UMB)」の利権がLibra社長に握られていること、Libra社員への社長の度重なる暴力も告発。さらにMSCメンバーのPRIMALさんやTABOO1さんも、ギャラの未払いがあったと証言しました。そして漢さんは、訴訟という”大人のビーフ”を決意したと明かしたのです。

 それから3日後の深夜、代官山UNITにMSCが登場。ライヴ自体は鬼気迫るものでしたが、漢さんは憑き物が取れたように清々しく見えました。

そんなライヴ前にはMCバトルもありました。漢さんがホストではなかったのですが、千葉出身の輪入道さんとブラジル生まれ新宿育ちのACEさんが早口ラップで応酬し合うなど、近年のUMBが失いかけていたバトル本来のスリルを奇しくも体感できました。

 思えば、漢さん自身、フリースタイルの名手でして、バトル文化の醍醐味を知り尽くしているはず。そんな彼は、新たなバトル大会を計画しているとか。それはきっと、初期UMBも超える混じりっけのないピュアでヤバい催しになるのではと期待しています!

ハサウェイ譲治(はさうぇい・じょうじ)
1990年、ロンドン生まれ。2012年に文部科学省の国費研究留学生として来日し、東京の某大学で非漢字圏日本語学習者のための漢字学習法及び指導法について研鑽を積んできた。現在は、日本国内で就職活動中。営業職希望。

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