サイゾーpremium  > 特集2  > 各メディアが分析した『半沢直樹』大ヒットの理由

――視聴率低迷の一途をたどる中で、40%超という驚異的な数字を叩き出した『半沢直樹』については、さまざまな媒体がインタビューなどで分析を試みている。ここではそうしたメディアが報じた『半沢直樹』ヒットの謎をまとめた。

1407_ikeido_03.jpg
今期のドラマスタートに併せて発行された小冊子。

「中身はマンガ」「サラリーマンを主人公にしたチャンバラ小説」と池井戸潤自らが言う『半沢直樹』だが、大ヒットの理由はどこにあったのか?

「父の汚名をすすぐべく復讐する勧善懲悪、立身出世の『水戸黄門』的なストーリーが受けたのでしょう。原作では半沢直樹の父親は死んでいないが、テレビドラマでは貸し渋りで死んだ設定にする。また、原作では家族がいる設定で、テレビドラマでも第一部では長男がいたものの、途中からフェードアウト。妻の半沢花(上戸彩)を、半沢を陰で支えている恋人のような立場に変更するなど、わかりやすい単純な物語に仕立てあげたことが大きい」(放送作家)

 誰もが驚愕した『半沢』のヒットを受け、数々の週刊誌も果敢にその理由を分析した。例えば、「週刊現代」2013年9月21・28日号は「国税もビビる ドラマ『半沢直樹』 あんな嫁がほしい」として、半沢の妻・花に注目した記事を掲載している。また個性的な脇役に注目したのは、『新潮45』(新潮社)10月号「あまちゃんと半沢直樹はなぜこんなにウケたのか」記事。同記事では、テレビウォッチャーのカトリーヌあやこがキャラの濃い個性派俳優が脇を固め、「半沢以外の登場人物は、皆顔が濃い」「(半沢演じる堺雅人は謹厳実直とした演技で)フジテレビ『リーガル・ハイ』で長台詞をべらべらと喋り、人を食ったような弁護士を演じた俳優と同一人物とは思えません」と堺の演技を評価する。

「現代版ネオ大河ドラマ」だというのは、テレビウォッチャーの今井舞。

「NHKが若者に媚を売るかのように、ケツの青い人気者たちに次々と役を与えるようになって、腹にイチモツある曲者たちが跋扈するという、あの大河の醍醐味はすっかり消え去ってしまった。しかし、日曜の夜、楽しむべきドラマを失ったオヤジたちの元へ、形と局を変え、大河が戻ってきたのである」(「週刊文春」同8月1日号「そのときオヤジ視聴者が動いた!:本誌恒例夏ドラマ2013 今井舞(毒)ブッタ斬り! 『半沢直樹』大河ドラマ路線の成功」)

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年10月号

欲望のグラビア学

欲望のグラビア学
    • 【都丸紗也華】とタピオカのモード撮
    • 三代目JSB【ELLY】の七変化
    • 【西村歩乃果】TikToKのアイドルが魅せる
    • 【MC・DK】ヒップホップの筋肉美
    • 奇跡の三十路【森ニーナ】がB-GIRLに!
    • 【100センチバスト】がウケる理由
    • 【撮影会】の元祖は海女さんだった!?
    • 【#MeToo時代】の問うグラビアの是非
    • 【心霊写真】のグラビア的価値とは

大和田南那"青の衝撃"

大和田南那
    • 【大和田南那】20歳目前の美ボディ

NEWS SOURCE

    • 【サイゾー×Fresh!】グラドル発掘
    • 【ラウンドガール】圧巻の美脚!

インタビュー

    • 【中村里帆】──変顔が得意なCM美女
    • 【なみちえ】──藝大JDがラップする理由
    • 【DaichiYamamoto】──京都の新世代ラッパー

連載

    • 表紙/【北向珠夕】33歳に見られたんです。
    • なんとなく、【クリステル】
    • 【リクナビ】内定辞退率が法律違反以上にマズイわけ
    • 【萱野稔人】宇宙生物学と脳の機能から見る人間(前)
    • 高須基仁/年末にブレイクするのは【山里良太と稲垣吾郎】
    • 【盆踊り×SNS】の親和性
    • 世界最強の【麻雀AI】を生んだ中国人研究者
    • 【ライオネル・リッチー】の逆襲
    • 町山智浩/【アメリカン・ファクトリー】中国資本の米工場を追う
    • 【ラグビーW杯】醍醐味はブレークダウン
    • 小原真史「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/笑う全裸監督
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/【さよならミニスカート】を読む娘へ
    • アッシュ・ハドソン「アングラ見聞録」
    • 辛酸なめ子「佳子様偏愛採取録」義
    • ビールと人を作る!【ブルワーを育てるブルワー】
    • 更科修一郎/幽霊、箱の中で覗き込むエロと未来。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』