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中村うさぎのアダルトクエスト【クエストLV.3】

セックスに挑む前に、 まずは女性の性感帯を熟知せよ!

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いまだ“アダルトグッズ”の魅力を知らない男性諸氏に捧ぐ!新しい快楽を知り、“性の賢者”となるための冒険物語―。

 第1回、第2回と、強力なオナホールを次々と手に入れ、ついにオナニーステージをクリアしたと思われた童貞戦士ディータ。しかし、次なるステージの扉を開いたかと思いきや、修行の厳しさにディータは脱走してしまう。うさぎは「これまで共に戦ってきた読者戦士たちに、性豪になってもらうしかないわね……」と新たな武器、電マとバイブを差し出すが……。

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(絵/川崎タカオ)

中村うさぎ(以下、) さて、童貞歴28年のディータくんに、アダルトアイテムで鍛錬してもらい、立派な大人になってもらうことを目的とした当連載。3回目のアイテムは……って、あれ?

──ディータくんは、うさぎさんの強烈すぎる手ほどきに参ってしまって、逃げ出してしまいました。

 なんですって! ちょっとオナホールのことを指南してやっただけで、このザマなの!? むしろ、本番はこれからなのに!

──まぁまぁ。彼にもいろいろと思うところがあったんでしょう。これからは、直接、童貞読者に向けてアダルトグッズの活用法をご教授していただければと。

 しょうがないわね。

──で、今回は、すごくレベルが高そうなアイテムが並んでますね。

 電動マッサージ器、いわゆる電マとバイブね。

──憧れの装備ですけど、童貞はまだこれを使うレベルに達してないと思うんですが……。

 まず、はっきりさせておきたいんだけど、セックスよりもオナニーのほうが気持ちいいっていう女のほうが多いのよ。

──そうなんですか!?

 セックスは、彼氏に抱かれているっていうシチュエーションに興奮してるのであって、物理的な気持ちよさは別。他人に愛撫されてると「そこじゃねーよ!」って思っても、なかなか口に出して言えないじゃない。そもそも気持ちいいツボって言語化しづらいし、人に見られてると思うと、あまりブサイクな表情ができないとか、ほかのことに気を取られて集中できないことも多いのよね。

──はぁ。そんなもんなんですね。

 そこで、オナニーのほうが気持ちいいという女の人を、アイテムを使ってオナニーと同じくらい
気持ちよくさせてあげるテクニックを学んでほしいわけよ。童貞は、一足飛びにセックスの達人になりたがるけど、いきなり女を満足させられるわけないんだから。

──道具を出したら、相手は引きませんかね?

 処女とか、処女に近いようなウブな女なら引くかもね。でも、手っ取り早く童貞を卒業するなら、そこそこ経験のある年上のお姉さんとか、エロ熟女に筆おろししてもらったほうがいいじゃない。で、そんなお姉さんを相手に、童貞のテクニックだけじゃ太刀打ちできないでしょ。だから、大人のオモチャを使った技を身につけておいたほうがいいのよ。

──じゃあ、その道具はどのタイミングで出せばいいんですか?盛り上がってきたところで、おもむろにバッグから取り出すとか?

 馬鹿! そこが童貞の浅はかなところよ。いくらエロ熟女でもいきなりそんなものを「シャキーン!」なんて出されたら、引くというより笑っちゃうわよ。ムードも何もなくなっちゃう。

──どうすれば?

 まず最初に「ねぇ、大人のオモチャを使ってみたいんだけど……」ってかわいらしく提案するの。そうすれば、こっちもテンションが上がって、「しょうがないわね。じゃあ、使ってみよっか」ってなるからね。

──遠慮なく、甘えちゃえばいいんですね。

 ただし「エロ熟女はなんでもヤラせてくれる! パンツ脱いだ瞬間に食らいついて、チュバチュバしゃぶってくるんだろう!」という童貞ならではの妄想は捨てることね。

──「エロ熟女」と「痴女」を混同してはダメだと。ではそろそろ、アイテムの説明をお願いします。

 まずは、電マの「ヴァルキリー」。かわいらしい見た目ながら、ハイパワーなのが特徴です。電マを使うときの注意点は、いきなりクリトリスに強い刺激を与えると、ビクッとなっちゃう女性が多いから、最初はパンツの上からとか、ソフトに使ってあげることね。このヴァルキリーは、ボタン長押しでどんどんパワーアップしていく仕組みだから、うまく調整してあげなさい。

──あ、ACアダプタなんですね。

 この手のアイテムって、電池の消費が早いのよ。プレイの真っ最中に電池が切れたら興醒めしちゃうから、その点は安心ね。こっちのバイブ「サンダーボルト」もACアダプタ仕様で、長時間プレイもOK。10段階のバイブレーション、3つの変速と回転のリバーススイングでいろいろ遊べるわよ。一方の「マルチプレイ」は、3つの強力モーターを搭載していて、電マのような使い方もできる、まさにマルチなバイブ。これは結構、使えるグッズじゃないかな。

──童貞には、ちょっと高スペックすぎるような気がします……。使いこなせないですよぉ。

 大丈夫! 女は「バイブを使われちゃってるワタシ」に興奮するものなのよ。だから、ウィーンっていう音や、ウネウネした動きを意識させるようにしなさい!

──なるほど。これで、童貞くんでも女性をイカせまくりですね!

 馬鹿野郎! 女性の「イッた」は「もうやめてくれ」のサインなのよ。ムードを考えて「疲れた」とか「面倒くさい」とは言えないものなの。だから、女の子から「イッた」と申告があった場合は、休憩するのがバイブ道の礼儀なのよ。

──「バイブ道」なんてのもあるんですね!

 思いつきで言っただけだよ!

(構成/水嶋利道)

【アダルト妖精トイズくんの今月のアイテム紹介】
「ヴァルキリー」
「マルチプレイ」
「サンダーボルト」
全長19センチの手頃なサイズで、静音性を考慮した電マ「ヴァルキリー」。3つの強力なモーターを搭載し、さまざまな組み合わせの振動パターンを楽しめる「マルチプレイ」。そして、10パターンのモードを楽しむことができ、振動も強力な「サンダーボルト」。「ヴァルキリー」と「サンダーボルト」はACアダプタを使用。
価格:ヴァルキリー/2940円、マルチプレイ/5250円、サンダーボルト/4880円
発売元:トイズハート
公式HP〈http://www.toysheart.co.jp〉

中村うさぎ
1958年、福岡県生まれ。OL、コピーライターを経て、ライトノベル『ゴクドーくん漫遊記』(角川書店)で作家デビュー。壮絶な買い物依存症の日々を赤裸々に描いた『ショッピングの女王』(文藝春秋)がブレイクし、エッセイ、小説、ルポルタージュなど、多方面で活躍中。近著に『小説 朗読少女 ようこそ禁断の図書館へ』(オトバンク)、『脳はこんなに悩ましい』(新潮社)など。

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