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──言わずもがな、マスコミ最大のタブーは、広告という「飯のタネ」を提供してくれる数々の大手企業のスキャンダルだ。特に就職先としても人気の高い優良企業は、膨大な広告費を持つゆえ、いいイメージばかりが流布される。「裏の顔」があることは誰もがわかっているのに......では、そんな虚飾に満ちた企業の実態を知るに最適な本はないものか?

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(正木 猛/写真)

そこで、"企業に最も嫌われている評論家"として、忌憚ない企業批判を展開してきた佐高信氏の元を訪ねた----。

佐高(以下、) そもそも、いまだに若者には、企業、特に日本を代表するような大企業は素晴らしいものだという誤解があるよね。でも、企業は、封建制で成り立っているもの。江戸時代の藩と一緒なんだよ。トヨタ藩であり、松下藩である。だから社長は世襲が多いし、従業員には言論の自由もないから、企業にとって不都合な情報は表に出にくい。そんな中で、企業の実態を知るために読むべきなのが、経済小説だね。

──でも、小説ということは、フィクションですよね?

 いや。経済小説は、基本的に実在する企業や人物をモチーフにしているし、ノンフィクションより緻密な取材をしている。売れっ子作家は、取材費もそれなりにかけられるから、情報も濃い。一方、ルポやノンフィクションの場合は、広報部を通して企業内部を取材をすることがほとんどだ。そのほうが楽だし、訴訟などのトラブルも避けられる。雑誌を持つ大手出版社は、広告的な付き合いもあるしね。でも、それじゃ、企業側に都合の悪いことは書けっこない。

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