サイゾーpremium  > 特集2  > ニコ生が日本を変える!? 政府会見から討...
第2特集
ニコニコ動画研究──その死角と展望【9】

ニコ生が日本を変える!? 政府会見から討論番組までガチなマジメ番組が急拡大中!!

+お気に入りに追加

──東日本大震災では、既存メディアが届かない場所へ、あるいは既存メディアとは違うやり方で独自の活躍を見せたニコニコ動画。政府会見の中継から始まったそれら公式系コンテンツは、今やテレビを超えようとしている!?

1105_nicodo_koushiki.jpg
本誌連載陣の佐々木俊尚氏もニコニコ動画に注目。『ニコニコ動画が未来をつくる』

 これまで見たように、「オタクのもの」という印象が強かったニコ動は、それゆえにこそ人気を博し、今やテレビに匹敵するほどの巨大メディアと化している。しかし、今ニコ動が注目を浴びているのは、むしろそうしたオタク向けではないほうのコンテンツ、"マジメ"な番組の数々だ。

 それを証明するかのように、今後のニコ動にとってひとつの大きなターニングポイントとなった出来事がある。ほかでもない、今回の東日本大震災、そしてその後に続いた福島原発事故である。

 震災翌日の3月12日から開始された、NHKやフジテレビの震災特別番組の同時放送のみならず、ニコ動では、独自の震災情報番組が制作され、また、枝野幸男官房長官や東京電力、原子力保安院による記者会見の生中継も行なわれた。

 確かに、被災した現地の取材といった、人員や機動力が必要となる番組の制作は、既存のテレビ局にはかなわない。しかし、記者会見などの生中継を、始めから終わりまで編集することなくすべて流すという貴重な環境を提供したことは、メディアによるバイアスのかかっていない、詳細かつフラットな情報を欲している視聴者によって高く評価され、有益な情報源のひとつとして高い認知を得たのだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年3月号

バンクシー&現代(危)アート

バンクシー&現代(危)アート
    • 【バンクシー】の矛先と日本
    • バンクシーと【パルコ】の関係
    • 社会を斬る【次世代アーティスト】
    • 【石川真澄×くっきー!】異端美術対談
    • レン・ハン自殺後の【中国写真】
    • 【舐達麻】が吐くラップとタトゥー
    • 【刀剣乱舞】狂騒曲
    • 芸術なのか?【AIアート】の真贋
    • AI推進国【韓国】のAIアート
    • 【高山明×中島岳史】「不自由展」圧力と希望
    • あいトリをめぐる【政治家たち】
    • 【書肆ゲンシシャ】が選ぶ(奇)写真集
    • 【天皇肖像】の含意とアート群
    • 【美術展ビジネス】に群がる既得権益
    • 現代アートの今がわかる書籍群

池田ショコラ、甘くて苦いオトナグラビア

池田ショコラ、甘くて苦いオトナグラビア
    • 【池田ショコラ】大人に脱皮

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【河合優実】「森永 in ゼリー」CMで話題の若手女優
    • 【ACE COOL】「本当の己」と「ラッパーである己」を見極める
    • 【BALLISTIK BOYZ】EXILE TRIBEの末っ子、世界への跳躍

連載

    • 表紙/都丸紗也華「このへんで跳ねたいんです」
    • 【ぴーぴる】天真爛漫娘の現代っ子放談
    • 必ず最後に【杏】は勝つ
    • 【ベビーテック】の伝道師が語る普及の道
    • 【萱野稔人】"殴り合い"はなぜ人間的なのか
    • 【イズム】が蘇る2020年の音頭
    • 米発【ミートテック】が狙う中国人の胃袋
    • 【丸屋九兵衛】アンバーを語る
    • 【町山智浩】「スキャンダル」TV局トップのセクハラを暴け!
    • 世界の左派が掲げる【反緊縮経済政策】
    • 小原真史の「写真時評」
    • 笹 公人「念力事報」/令和のマスク騒動
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/「So kakkoii 宇宙」小沢健二の鎮魂歌
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 震災をきっかけに浸透した「んだ」のビール
    • 更科修一郎/幽霊、雑誌もまた老いて死んでいく。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』