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闇に葬られる裏金疑惑

進展見せぬ官房機密費問題 野中広務の目的は達成済み!?

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野中広務氏の『私は闘う』。本当は一体誰と闘っているんでしょうか。

 野中広務元官房長官の告発に端を発した「官房機密費問題」。時の権力から、それを監視する立場である政治評論家やマスコミ関係者に、公費が賄賂のごとくバラまかれていたというショッキングな疑惑だ。

「野中氏の『複数の政治評論家に、盆暮れ500万円ずつ届けていた』などという告発を受けて、ジャーナリストの上杉隆氏が『週刊ポスト』で3カ月以上もキャンペーンを張っているけど、いまだ社会的な問題にはなっていない。機密費を受け取ったことを認めた人も皆無。マスコミもこの問題を真剣に取り上げず、騒動はこのまま終息するかもしれません」(週刊誌記者)

 例えば、"疑惑の人"として、「ポスト」で直当たりされた政治評論家の三宅久之氏は、第二次中曽根内閣(1983~84)で藤波孝生官房長官(当時)から「講演会の代役」を受けて、謝礼に100万円を受け取ったが、「藤波氏のポケットマネーだと思っていた」と釈明、機密費受領は認めていない。

 さらに三宅氏は、7月になって「ポストの取材など受けていない」「勝手に記事を作られた」などとテレビで発言、それに上杉氏が反論するなど、丁々発止を繰り広げた。

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