サイゾーpremium  > 特集2  > インリン・オブ・ジョイトイが訴える「普天...

──鳩山前政権崩壊の最大の要因といえば、普天間基地問題をおいてほかにあるまい。政治的発言をいとわない戦うタレント・インリンは、出産を前にして何を思う!?

外交・安全保障

 03年版から09年版まで、民主党の外交・安全保障政策は、基本的にほとんど変わっていない。その柱となるのは、緊密で対等な日米関係の構築、日米地位協定の見直し、アジア外交の重視といった政策で、マニフェストにおける掲載順位は5~7番目だ。

 ところが周知の通り、政治とカネの問題に加え、普天間基地移設をめぐる混乱が命取りとなり、鳩山内閣は退陣。そうした事態を受けて出された10年版では、外交・安全保障の掲載順位が3番目にランクアップされ、「普天間基地移設問題に関しては、日米合意に基づいて、沖縄の負担軽減に全力を尽くします」などの文言が新たに加えられた。ちなみに、07年版には「国会や地元自治体、住民からの強い説明要求を無視し、日米政府間合意を優先させた自公政権の手法は、日米同盟の最大の基盤である国民の信頼を損なうものです」という、今となってはツッコミどころ満載の一文が書かれている。

 そんな一貫性のない外交・安全保障を、憲法9条護憲派、反戦主義者として知られるインリン氏に、存分に叩き斬っていただきましょう!

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インリン・オブ・ジョイトイ氏。

──台湾出身のグラビアアイドルとして日本の外交問題に関心を寄せ、ブログなどを通じて意見を発信しているインリンさん。鳩山総理退陣の引き金になった普天間基地移設問題については、どうお考えですか?

インリン・オブ・ジョイトイ(以下、)鳩山さんは「普天間基地は国外か県外に移設する。最低でも県外に移設」と言っていましたが、辺野古に戻し、「県外は民主党としてのマニフェストでなく、個人的な希望だった」みたいな言い訳をしました。民主党のマニフェストでは『国民の生活が第一』となっているのに、大多数の沖縄県民が反対している県内移設を選ぶのは公約に違反していると思いますね。

──「在沖縄海兵隊は抑止力であり、東アジアの安定と日本の防衛に必要だ」というのが政府の意見ですが。

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