サイゾーpremium  > 特集  > 既得権益の死守に社内政治の根回し.......

──iPadやKindle発売により、電子出版への環境が整いつつある。そんな中、出版社同様、業界を支える印刷会社や取次は、どのような対応を見せているのだろうか? 両業界大手企業の近況とともに、【3】では"伝説"の編集長たちの苦言提言から出版社のあるべき姿に耳を傾けてみたい──。

1007_toppan.jpg
幅広く事業をすすめている印刷業界2強のひとつ、凸版印刷の公式HP。

 iPadが発売されたことで、出版業界の話題は、電子出版への取り組みが中心となっている。各出版社ではその対応が思案されているが、出版物の電子化に拍車がかかり、紙への依存度が低くなればなるほど影響を受けるのは、本や雑誌を印刷する印刷会社と、全国のコンビニエンスストアや書店へ流通させている取次会社ではないだろうか。しかし、これらの電子書籍に対する動向は、出版社ほど知られていない。では、実際に両者は、電子出版についてどのような取り組みを行っているのだろうか?

 まずは印刷業界。業界大手の凸版印刷と大日本印刷は、それぞれ年間約1兆6000億円の売り上げがあるが、出版事業の占める割合は年々減少しているという。業界関係者によると、「今や大手印刷会社にとって出版事業はあくまでも数ある事業のひとつであり、現在では決して柱ではない」と語る。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ