サイゾーpremium  > 特集  > 経済評論家・佐高信が語る既得権ビズ「政権...
第1特集
既得権ビジネスの金銭事情と知られざる闇【3】

経済評論家・佐高信が語る既得権ビズ「政権交代で"財界"の既得権は崩れるか」

+お気に入りに追加

──これまで官僚が情で残した既得権について触れてきたが、果たしてそれらは"慈悲深き"権利として容認されていいものなのだろうか。共著『左翼・右翼がわかる!』(金曜日)が2月に出版された佐高信、鈴木邦男両氏が、左派・右派それぞれの視点から、日本の既得権益と社会構造の関係を語った──。

1006_sayouyo.jpg
当記事と【4】で語っていただいた2人の共著『左翼・右翼がわかる!

 自民党政権によって守られてきた日本の財界は、わが国における既得権の象徴的存在なんじゃないですか? 「財界総理」といわれる経団連(日本経済団体連合会)の会長職は、歴史上、新日鉄や東京電力のような老舗企業が占めてきた。松下幸之助のような優秀な人でも、財界ではずっと新参者扱いで会長にはなれなかった。経営の実力より会社の格が問われるという意味で、既得権といえるでしょうね。

 これまで経団連の会長は、多額の政治献金をして、自分たちに有利なように政策を動かしてきた。特に、独禁法なんか骨抜きにされましたよね。新日本製鉄は八幡と富士という1位、2位の企業が合併して誕生したけど、そんな大きな企業がひとつになれば、中小企業はさらに太刀打ちできない。明らかな独禁法違反ですよ。それが許された。派遣法もそう。コスト調整のために従業員を簡単に切れるルールをつくったわけで、企業の権益を法律化したといっていい。白昼堂々と政策を大っぴらに買う、合法的な強盗ですよ。これも大きな意味での既得権でしょ?

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年5月号

新タブー大全'21

新タブー大全'21

「小川淳也」政治とコロナと与野党を語る

「小川淳也」政治とコロナと与野党を語る
    • 【小川淳也】政治とコロナと与野党を語る

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【都丸紗也華】ボブ、マジ楽なんです。
    • 【アレンジレシピ】の世界
    • 【愛】という名のもとに
    • なぜ【AI×倫理】が必要なのか
    • 【萱野稔人】人間の知性と言葉の関係
    • 【スポンサー】ありきの密な祭り
    • 【地球に優しい】企業が誕生
    • 【丸屋九兵衛】メーガン妃を語る
    • 【町山智浩】「ノマドランド」ノマドの希望と絶望
    • 【総務省スキャンダル】と政府の放送免許付与
    • 【般若】が語った適当論
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【田澤健一郎】“かなわぬ恋”に泣いた【ゲイのスプリンター】
    • 【笹 公人】「念力事報」呪われたオリンピック
    • 【澤田晃宏】鳥栖のベトナム人とネパール人
    • 【AmamiyaMaako】イメージは細かく具体的に!
    • 【稲田豊史】「大奥」SF大河が示した現実
    • 【辛酸なめ子】の「佳子様偏愛採取録」
    • 伝説のワイナリーの名を冠す【新文化発信地】
    • 【更科修一郎】幽霊、ラジオスターとイキリオタク。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』