サイゾーpremium  > 特集2  > 北芝 健氏が犯罪学から分析──"遊牧民族...

──深夜営業、肉体労働、偏った食生活......キツイ労働環境が想像されるラーメン店。激戦区と呼ばれる界隈の夜は、環境的にも決して安全ではない。そうした状況に流され、犯罪への扉を開いてしまう──ということは、さすがにないだろうか? 犯罪学を研究する北芝氏の見解は、はたして?

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深夜営業では、飲んだ帰りの客や、水商売関係の客も増えてくる。とりわけ繁華街に位置する店は、そんな環境にどっぷり浸かってしまうのだろうか......。

 ラーメン職人による、粗暴な犯罪が多発している──この事象を「犯罪と食」の関連から分析してみましょう。近年、犯罪傾向としては、"妄想型"の殺戮が目立ちます。秋葉原通り魔殺人事件の加藤智大を代表格として、茨城県土浦市の連続殺傷事件の金川真大など、嫉妬や憎悪などの攻撃的な感情を抑えきれない人間が犯罪に走るケースです。そのような負の感情は脳の扁桃体から噴出しますが、普通は前頭前野の働きによって抑えられ、理性的に生活を営めるもの。しかし、ジャンクな食によって、前頭前野の働きが阻害され、攻撃衝動がとめどなく噴出することもある。ラーメン職人の性犯罪も、この負の感情爆発が原因だと考えられます。

 ここで、京都大学で「食と民族性」について調べていた家守幸男教授の研究を引いてみましょう。注目すべきは、中央アジアにおけるカザフ族とウイグル族の比較です。両者は同じ風土で同じ人種、同じ宗教を信仰していながら、その気質は真逆と言ってもいい。興味深いことに、それは「食の違い」に由来するのです。

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