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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第8回

「コンテンツ派」VS「アーキテクチャ派」

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 先日、久しぶりに格ゲー(『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の最新作)をやった。相手は友人の情報環境研究者・濱野智史(29)。弱かった。っていうか弱すぎた。彼の後輩の生貝君が応援に駆けつけて、後半はそれぞれの持ちキャラで僕に対抗してきたが、この僕の前ではまったく無力だった。……なんて書くと、僕が90年代に鳴らした格ゲージャンキーのように聞こえてしまうかもしれないが、そんなことはない。確かに10代後半の頃は結構入れ込んでいたが、いわゆる「ゲーマー」には程遠い。単に、濱野が弱かったのだ。そしてその一連の戦い──僕の15連勝の記録は多くの「思想地図」ファン、若い批評ファンによってツイッターを用いて「中継」(「tsudaる」という)されていた。なぜそんなことになったのか? この格ゲー対決は、事前に僕らがツイッターで呼びかけた「思想地図」第4号発刊イベントだったからだ。僕が編集協力で参加した同誌は、なんと発売日に即・増刷。思想誌としては異例の売り上げを見せて、今ではもう1万5000部を超えている。その大好評を記念して、僕らは突発的にオフ会を開いたのだ。「これから渋谷のゲーセンで宇野と濱野が格ゲー対決します」──。まったく、我ながらふざけた話だ。

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